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From;西村剛
株式市場が注視していた米朝首脳会談が終了しました。
12日のメールマガジンで「米朝会談後の3つのシナリオとは!?」でシナリオをお話したので、本日はこれについて振り返ってみましょう。
会談の結果としては、12日のメールマガジンでは2つ目のシナリオにあたる「北朝鮮の完全非核化の先送り」となりました。米朝の共同声明が採択されたものの、具体的な内容は乏しく、
米朝を中心とした東アジアの行方は今後の交渉に先送りされました。今後の見通しも不透明であることから、株式市場の反応も一旦の様子見といったところでしょうか。
14日の日経平均株価は、前日比227円77銭安の22738円61銭で引けました。
そして、東証マザーズ指数は、前日比7.38pt安の1146.24ptで引けています。
可もなく不可もなく、、、
やはり、可もなく不可もなくといった会談結果であったことから、重要イベント通過後の材料出尽くしによる売りに押されている形となっています。直近の日経平均株価は米朝首脳会談の開催への期待感から、短期的に上昇が継続しており、テクニカル指標で見るとRSI(9日)が69%とやや買われすぎの水準となっています。また、心理的節目である2万3000円が上値抵抗線となり、特段大きな材料がない限りは、一旦調整局面に入る可能性があるでしょう。
仮に明日以降も調整が続いた場合には、、、
このような局面で機能しやすいのは、上昇トレンドにある銘柄の一時的な調整局面で買い付けし、その後のリバウンドを狙う「押し目買い戦略」でしょう。仮に明日以降も調整が続いた場合には、押し目買い戦略に該当する銘柄が多数発生する期待が持てるでしょう。
ただし、押し目買い戦略で買い付けする場合には、トレードの対象を吟味すると良いかもしれません。押し目買い戦略で重要なのは、買い付けする銘柄のトレンドです。上昇トレンドにある銘柄を買い付けすることで、調整後にリバウンドする可能性が高く、利益が期待できます。日経平均株価やTOPIXは上昇トレンドを形成していますが、東証マザーズ等の新興市場は下落トレンドが続いています。よって、「大型株」をトレードの中心とした押し目買い戦略が有効に機能する期待が持てそうです。
大型株を中心とした押し目買い戦略は、勝率が高く、比較的低リスクで運用できる特長があります。大型株向けの押し目買い戦略を持っていない場合には、今から準備することで、チャンスを掴むことが出来るかもしれません。
ぜひ今のうちにしっかりと準備してくださいね。
―西村剛
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