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From;田村祐一
株式投資やトレードで負けてしまう原因の大部分は、「感情で動いてしまったとき」であると言われています。
実際、もしあなたがシステムトレーダーになる前に、違った方法で投資やトレードをしていたなら、思い当たることがあるかもしれません。 本当は、ここで我慢すべきだと頭では分かっているのに、買ってしまった…そうした経験をされた方は多いかもしれません。
上記は、システムトレードではない方法での話ですが、実はシステムトレーダーも時として感情で動いてしまうことがあります。
システムトレーダーも感情に左右されてしまう!?
システムトレーダーが感情で動いてしまうタイミングの多くは、「保有銘柄を手仕舞いする時」が圧倒的に多い傾向があるようです。
・保有銘柄の損失が膨らみすぎて怖い
・損失を抱えたまま、ダラダラと保有銘柄を持ち続けることが嫌だ
・利益が出ているから、少しでも利益確定したい
といった理由から、売買ルールのシグナルどおりに手仕舞いすることができないという方が、実はたくさんいるようです。そして、ルールどおりに手仕舞いできない方は、システムトレード初心者だけでなく、意外にも上級者と呼ばれる方にも存在するようです。
トレードで自分の感情を抑えるのは難しい
では、感情を排して売買ルールどおりに手仕舞いするには、どうしたらよいでしょうか。よくトレード全般の世界では、解決策として、「メンタルトレーニング」が挙げられることが多いです。自分の感情を押し殺して、かつコントロールするというのは、言葉で言うのは簡単ですが、並大抵のことではないです。特にシステムトレード以外で、これが出来る人は一握りでしょう。
一方、私たちシステムトレーダーはどうでしょうか?実は、私たちシステムトレーダーは、「メンタルトレーニング」については深く考える必要はないかもしれません。
売買ルールを改良すれば、感情に左右されない?
なぜならば、感情的な行動を取らないように、売買ルールの設定内容を変更すればよいからです。
先ほど紹介した3つの悩みについては、
・保有銘柄の損失が膨らみすぎて怖い ⇒ 損切りの条件を設定する
・損失を抱えたまま、ダラダラと保有銘柄を持ち続けることが嫌だ ⇒ 期限切れの条件式を設定する
・利益が出ているから、少しでも利益確定したい ⇒ 利食いの条件式を設定する
あくまで簡単にではありますが、事前に対策を立てることが出来ます。
私たちシステムトレーダーにとって、感情に左右されて「継続」できなくなることは回避できるのです。保有銘柄の手仕舞いについて悩んでいる方は、ぜひ、上記の解決策を実践してみてください。
「トレードの成功」は、「有効な投資戦略」と「継続」が両立して初めて成立します。
「有効な投資戦略」を重視するあまり、「継続」に黄色信号が出るようでは、トレードの成功を掴むことは出来ません。ぜひ参考にしていただきシステムトレードを継続していただければと思います。
それが、やがて「トレードの成功」につながるでしょう。
ー田村祐一
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田村 祐一



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