理由のない下落



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From;西村剛
八丁堀の事務所より、、、

 

今日話す内容は
あなたにとって、何の役立つ情報にもならないかもしれません。

だから、「時間がない!」という方は、
読み飛ばしていただいたほうが良いかもしませんね。

まさに、取り留めもない話。

そんなことを話します。

 

しかし、一つだけ言えることは・・・
アナリストが、一連の動きを調べるとき、
どんな指標を確認しているかは、分かるでしょう。

 

だから、読み飛ばしていいというのは、
ウソかもしれません。

その選択は、あなたがして下さい。

 

日経平均株価は、
昨日は、307円高を付けたものの、

10月23日に14799円28銭を付けた後、急落。
先週末には14088円19銭まで下落しました。
3日間で5%近く下落しました。

 

まさに、乱高下です。

 

さて、昨日の307円高は、それとしておいて、

「なぜ3日で5%近く株価が下落したのか?」

その理由を探すために色々調べてみました。

 

まず、一番はじめに調べたのは、
例のごとく、外国人投資家の動きです。

「外国人投資家が売っているのか?」と考え、

外資系証券寄付前動向』を確認してみました。

http://www.traders.co.jp/domestic_stocks/domestic_market/foreign_funding/foreign_funding.asp
(『外資系動向:日本株 – トレーダーズ・ウェブ(株式情報、FX情報)』より引用)

するとどうでしょう?

意外な結果が見えてきました。

 

どうやらは、私の考えとは全く反対で、

外国人は売っているというより
むしろ買っている状態です。

 

ということは、
外国人投資家が売ったから株価が下がったというわけではないようです。

 

そこで、次は
「中国の短期金利が急騰し、中国経済が崩壊し始めたのか?」と考え、

上海の短期金利』を確認してみました。

http://www.shibor.org/
(『上海银行间拆放利率』より引用)

すると、どうでしょう?

こちらも、意外な結果が見えてきました。

 

確かに金地は上がっているものの、
中国経済の崩壊を予見っせるほど、急激に上昇しているわけではありません。

 

じゃ~、次ということで、
「米国財政破綻問題の再燃で米国株が暴落しているのか?」と考え、

米国ダウ指数』を確認してみました。

http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/detail/?code=%5EDJI&d=1w
(『NYダウ【^DJI】:海外指数 – Yahoo!ファイナンス』より引用)

すると、どうでしょう?

こちらも、意外な結果が見えてきました。

 

これも全く反対に、上昇しています。

 

ということで、この3つの指標を中心に
色々と調べてみましたが、「これだ!」という理由は見つかりませんでした。

ちなみに、平山も独自に調べましたが、
彼も、同じような見解でした。

「う~ん、よく分からない・・・」という状態でした。

 

ニュースを見ても、

「円高が進んだことによって日経平均先物にまとまった売りが出た」

「欧米のヘッジファンドの解約売りが出た」

と、曖昧な表現しかありません。

 

とにかく、「なぜ?」が分からない下落だったのです。

 

ただ・・・
ここで、一つ気が付いたことがあります。

それは、、、
「株価が動く要因は複数あり、複数の要因がからみあって株価は動いている」ということです。

今回の下落も、おそらく何かひとつの大きな理由ではなく、
小さな理由が積み重なっておこった出来事だと考えられます。

この点については、平山も同じような見解でした。

彼の分析では
「投資家になぜか買いの意欲がなくなっている。でも、特段理由はなく、何らかの要因がたくさん絡み合って意欲がなくなってしまったのではないか」
そう見ているのです。

 

さて、私はこの取り留めのない分析で
いったい何を、あなたに伝えたかったのか?

 

それは、、、
このように「株価が動いた要因を調べて、その結果から買いか?売りか?」を判断していると、
トレードチャンスを逃してしまうということです。

 

端的に言えば、
正常な判断では買いなのに、迷いのせいで動きが取れないという状態です。

もしかすると、あなたが、今そんな状況かもしれません。

もし、そうであれば、それはもったないでしょう。

 

まさに、機会損失です。

 

では、その機会損失を招かないためには、どうすればよいのでしょうか?

 

例えば、それがシステムトレードです。

システムトレードは、相場状況や世間のニュース、
企業の業績などに関係なく、統計的に優位性のある売買ルールに従って、トレードしていくだけです。

売買ルールからでるシグナルが、買いと言えば、買いますし、売りと言えば、売ります。

はたまた「シグナルがでない」ということは、
『今、勝負しても無駄に負けるだけ』ということを知らせてくれますので、

ムダな損失を回避できます。

機会損失の話をしておきながら、矛盾してしまうかもしれませんが、
システムトレードの良さは、ある意味、この「シグナルが出ない」というところに強さがあるかもしれません。

おそらく、先週のような下落が続いたり、
昨日のような急上昇があると、

裁量トレードでは、正常な判断がしにくくなってしまうと思います。

そして、その正常な判断ができないことは、
機会損失を招いたり、反対にムダに負けるトレードをしてしまう可能性があります。

 

きっと、あなたの記憶にもそういった負けトレードがあるのではないでしょうか。

「なぜ、あのとき、あんなトレードをしてしまったのだ・・・」

まさに、これです。

 

システムトレードであれば、そういった正常な判断ができない場面を救ってくれます。

 

そして、勝負して勝つ確率の高いトレードのときだけ、
シグナルでお知らせしてくれます。

 

しかも、一番成績が良くなる状態で「売る」タイミングも教えてくれます。

 

いかがですか?

あなたの過去の経験を踏まえると、このシステムトレードと
あなたの判断、どちらに信憑性があるでしょうか・・・

ちなにみに、、、

私も同じ意見ですが。。。

 

斉藤正章さんは、

「私は、自分の裁量による判断よりも、統計データに基づいたシグナルの方が正しい判断をしていると考えています。だから、シグナルが出れば、買ったり売ったりしますし、でなければ何もしない。それだけです。」

と言ってしまいした。

 

あなたは、この言葉を聞いて、どう思いましたか?

 

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■追伸

たつじん2斉藤正章さんの影に隠れてしまいましたが、
実は。。。 私が作成した売買ルールでもシグナル配信サービスもあるんです。

サービスの詳細は、こちらをクリック

 

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西村 剛

Yahoo!ファイナンス 株の達人・証券アナリスト兼ファンドマネジャー・AllAboutガイド。 現在、30名の一流システムトレーダーを育成する特別プログラム講師に従事 (過去にも120名以上が一流システムトレーダーとして成長した実績がある) システムトレードを、全くの初心者でも分かりやすく、やさしい言葉を使うことから、受講生の成長度の高さや信頼を多く集める、教え上手な専門家。