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From:西村剛
先月「あっという間に7月に入った」とメールマガジンでお伝えしたばかりですが、もう早いもので8月に入ってしまいました(笑
8月と言えば「お盆休み」があります。本メールマガジンを購読されている方の中でも、長期休暇に入る方もいるも知れませんね。ただし、そんなお盆期間中でも、株式市場は開いています。
お盆休み中に、普段は会社勤めでなかなか取り組むことができない日中のトレードをやろうとしている方がいるかもしれませんね。
本日は、お盆休み期間中の株式市場の傾向について分析してみました。
お盆の傾向は?
8月13日前後に全上場銘柄を購入し、その5日後に手仕舞いした場合について、シミュレーションした過去18年市場全体の相場の傾向が以下の通りです。
—————————
勝率: 49.76 %
平均損益(率): 0.08 %
平均利益(率): 3.96 %
平均損失(率): -3.76 %
プロフィットファクター: 1.045
—————————
上記のような結果となりました。勝率は50%を若干下回るものの、平均損益率はわずかながらプラスになっていますね。
7月27日のメールマガジン「8月相場は1年で最も下がりやすい?」でお伝えしましたが、8月全体の成績は、「勝率約42%、平均損益-1.5%」でした。8月全体と比較すると、お盆休み期間は比較的株価が堅調に推移しやすいと言えるかもしれません。
よって、あまり過度に株式市場が下がる心配はしなくてもよさそうです。また、お盆期間が終わると徐々に市場参加者が戻ってきます。新たにポジションを持ち直す期待が持てることから、お盆期間は、気になっている銘柄の仕込み時期として、チャンスかもしれませんね。
お盆のジンクス?
また、お盆期間中の傾向を分析する中で、面白い傾向があることが分かりました。
その傾向とは、
【お盆の期間で成績の良かった年は、年末にかけて上がりやすい傾向が見られる】
ということです。
過去お盆期間の勝率が高い年を詳しく分析すると、
2003年 勝率79% →8月末から年末にかけての日経平均上昇率 6.9%
2006年 勝率84% →8月末から年末にかけての日経平均上昇率 6.7%
2012年 勝率75% →8月末から年末にかけての日経平均上昇率 10.1%
2013年 勝率63% →8月末から年末にかけての日経平均上昇率 21.7%
2014年 勝率71% →8月末から年末にかけての日経平均上昇率 13.1%
というように、年後半の日経平均株価のパフォーマンスが好調なのです。
この傾向はサンプル数が少ないので、ジンクスに近く、明確に統計的に有効であるとは言い切れません。ただし、このような傾向があるということは、大変興味深いと思います。
もしかすると、数年後には、「お盆に株価が上がると、年後半の株価は上がる」といったアノマリーが世の中に広まるかもしれませんね。
年末までの株価の動向を占う上でも、お盆期間の株価動向に注目してみてはいかがでしょうか。
西村剛
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