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From:西村剛
7日の日本株市場は上昇して引けました。
日経平均株価は、前日比0.69%プラスの22662円74銭、東証マザーズ指数は、前日比0.31%プラスの1009.96ポイントとなりました。
本日は、株式市場が反発したものの、私はある指標の動きが非常に気になっています。
その指標とは、、、
「東証マザーズ指数」です。
東証マザーズ指数の下落がまったく止まる気配を見せていません。
最終ライン「60ヶ月移動平均線」
2018年1月につけた高値1367.86ポイントと現在の1009.96ポイントと比較すると、約30%も下落しています。
東証マザーズ指数は、今年に入り下落トレンドが続き、いくつもの下値抵抗線をブレイクしています。「5日移動平均」「25日移動平均」という短期の下値抵抗線はもちろんですが、 「13週移動平均線」「26週移動平均線」等の中期の下値抵抗線や、「12ヶ月移動平均」という長期の下値抵抗線も割り込んでいます。
残す下値抵抗線としては、「60ヶ月移動平均線」である979.22ポイントを残すだけとなっており、この水準を下回ると、下値抵抗線のない空白地帯となります。
テクニカル的には、空白地帯では買いを入れる材料がないことから、売りが優勢となりやすく、売りがさらなる売りを呼ぶという悪循環に陥るリスクが高くなります。
マザーズ指数下落の要因は?
そもそも、なぜ東証マザーズ指数がここまで下落しているのかと言うと、東証マザーズ市場に上場している企業が、新興企業であることが大きな要因でしょう。東証マザーズ市場には、インターネット関連企業やバイオ関連の銘柄等の、高い成長が期待できる銘柄の割合が多いです。
上昇相場では、多くの投資家が楽観的になり、新興企業に夢を抱き投資することで、それが本質的な企業価値以上の株価となりやすいです。一方で、下落相場では、その夢から徐々に現実に引き戻され、実際の企業価値の水準、もしくはそれ以上に株価が下落するといったところでしょう。
そして、その夢から醒める最終ラインが「60ヶ月移動平均線」となる可能性が高いと考えます。これを割り込むと、数年にわたる長期の下落トレンド入りをする可能性も否定できないでしょう。
よって、「60ヶ月移動平均線」は、ぜひ注視したいテクニカル指標であり、仮に下回り始めたら、一気に暴落する可能性があります。長期的にマザーズ銘柄を保有しているのであれば暴落に注意したほうがよいでしょう。
今の株式市場は、これまでのような好調な株式市場とは異なる雰囲気に変わっています。このような相場状況では、安易な楽観視や、リスクから目を背けることは危険です。しっかりと、現実に目を向けて、それに対する対処を実践していく必要があるでしょう。
私達システムトレーダーにとっては、暴落は決して悪いことではありません。暴落したタイミングでしっかりと逆張り戦略を活用できれば利益をあげるチャンスにも変わります。暴落は起こってから対処しても時すでに遅しである場合が多く、事前にどれだけ準備できるかで成功が決まります。
大事な運用資産を守るために、さまざまな相場のシナリオを検討し、それに対する事前対処を心がけていきましょう。
―西村剛
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