お盆にやってはいけないこと

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From；田村祐一

13日に「お盆休み中にやっておきたいこと」をお伝えしましたが、
みなさん優良銘柄探しは進んでいるでしょうか？（笑

進んでいない方は、ぜひ空いた時間に探してみましょう！
私もすでに何銘柄か素敵な銘柄を発見しています。

そして、今日お伝えするのは、
「お盆休み中やってはいけないこと」です。

こう言われると、よく分からないと思いますが、
あなたは、それがいったい何か分かるでしょうか？

お盆休みは初心者デイトレーダーが急増

答えは、「デイトレード」です。

なんでデイトレードなのかというと、
お盆休み中は、「初心者デイトレーダー」が急増します。

お盆休みは、会社勤めの方が長期休暇に入りますが、
株式市場はカレンダー通りなので、通常通り開いています。

普段は、会社勤めをしており、日中のトレードが出来ない投資家も、
お盆休み中は、トレードができる環境になります。

「お盆休み中はすることがないし暇だから、いつもはできないデイトレードに挑戦しよう！」
なんて考える投資家がどっと増えるのです。

twitterなんかでも、そのようなツイートがされているのを見かけます。

このような理由から、
お盆期間中は初心者デイトレーダーが増加するのです。

慣れない投資で損を被る！？

さて、この初心者デイトレーダーが
お盆期間のトレードでどうなるかは、

勘の良い方ならすぐに分かることでしょう。

100％とは言い切れませんが、高い確率で損をすることでしょう。

実は、これは、お恥ずかしながら私の失敗談でもあります。

たまたまお盆休みに長期休暇が取得できたときに、
普段はめったに行わないデイトレードを行いました。

基本的に、株式投資においては、銘柄の保有期間に応じて、
通用する投資手法が全く異なります。

デイトレードとスイングトレードでは、
似て非なる投資と言えます。

私は1週間から1ヶ月程度のスイングトレードが得意としており、

デイトレードについては、基本的な知識はあるものの、
門外漢と言って差し支えないでしょう。

気に入っている銘柄が調整しているのを確認し、
よく考えずに買い付けしました。

買い付けしたは良いものの、買い付け後はズルズルと株価は下落を続け、
結局、大引け時に損切りで手仕舞いとなってしました。

こんな経験をされた方が、私たちの中にもいるかもしれません。

トレードで利益を上げるために
絶対に意識しなければならないことは、

「勝てる確率の高い投資手法」で
「勝てる確率の高いタイミングにだけトレードする」ということです。

普段慣れていない投資手法でトレードを行っても、
上手くいかないのは、当然でしょう。

デイトレードで日々利益を上げているプロと、
そうでない人間では、勝負にならないでしょう。

そして、お盆時期は市場参加者が少なく、
相場が不安定な動きをしやすい特長を持っていることから、

勝てる確率が低いタイミングです。

デイトレード初心者のお盆休みのトレードは、言い換えると
「勝てる確率の低い投資手法で、勝てる確率の低いタイミングでトレードする」でしょう。

自分で過去の失敗を振り返ってみて、
「それは、負けますよね（笑」としみじみ感じます。

「勝てるタイミングだけトレードを行う」ということは、

非常に当たり前のことかもしれませんが、
これができる投資家はなかなかいません。

お盆休み中で時間が空いているからと言って、
普段と異なるトレードを行うことは、リスクがとても高いです。

ぜひ、今お盆休み中で、慣れない投資をしようとしている場合には、
一度、その投資のリスクについて考え直してみてください。

慣れない投資を安易にしない！

する場合には、運用資産のごく一部で、遊びとして行うと良いでしょう。

慣れない投資＝ギャンブル

ただし、この話は裁量トレーダーの話であり、
システムトレーダーは違います。

システムトレーダーは「勝てる確率の高いタイミングにだけトレードする」
ということを普段から当たり前に行っている投資家です。

過去の統計データを分析し、利益になりやすい売買ルールを導き出し、
そして、その売買ルールに合致した銘柄があったときだけ、トレードをします。

だから、当然のことながら、
合致した銘柄がなければ、トレードはしません。

お盆休みだからと言って、無理にトレードを行いません。

このように、システムトレーダーは、
「勝てる確率の高いタイミングにだけトレードする」ことを実践しています。

システムトレーダーは、安易なトレードが
いかに危険でおろかなことかということを非常によく理解しています。

なぜなら、普段していないトレード法ということは、
そのトレード法が、利益が上がるか、上がらないか全く分からないのですからね。

こんなの、私たちシステムトレーダーにとっては、
恐ろしくてできませんよね。

勝つか負けるか良く分からないトレードは、
ギャンブルと変わりありませんからね。

ちなみに、、、

こういうったことをしていまうトレーダーは、
目的と手段が入れ替わっていることがほとんどです。

システムトレーダーに限らず、
本来私たち個人投資家は、「利益を上げること」が目的のはずです。
決して、デイトレードをすることが目的ではないはずです。

しかし、、、
こういったとき、なぜか多くの個人投資家は、
冷静に考えれば、普段していないトレード法をするのですから
危ないのは分かっているにも関わらず、
目的を見失い「デイトレード」することが目的になってしまうのです。

いかがでしょうか。

こんな話を聞けば、当然の話だと思うかもしれませんが、
いざ、このような場面に出くわすと、
意外と、多くの人がはまってしまう罠です。

でも、この話を聞いたあなたであれば、
もう、大丈夫でしょう。

ぜひ、自分の得意とする投資手法を淡々と継続し、
着実に利益を積み上げていきましょう。

ー田村祐一

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