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From:西村剛
22日の東証マザーズ指数は、前日比2.13%プラスの968.76ポイントで引けました。
前日(8/22)は上昇して引けたものの、東証マザーズ指数の下落が止まっておらず、予断を許さない状況が続いています。
本日は、苦しい状況が続く東証マザーズ市場の銘柄について、今後の取り組み方について、紹介したいと思います。
まずはじめに、東証マザーズを構成している銘柄の傾向を確認しましょう。
東証マザーズ市場に上場している銘柄は、東証1部に上場している企業と比較すると、企業規模は小さく、その分これから事業拡大が期待できる銘柄が多いです。
もちろん、中長期でしっかりと業績が拡大する可能性が高い企業もありますが、中には、業績が赤字を計上しているものの、行っている事業がテーマ性の高いものや、一発あたれば業績が急拡大する可能性があるという理由だけで上場している銘柄もあります。
玉石混合
そういった意味では、東証マザーズ市場は玉石混合の市場であり、少し大げさな言い方をすれば、夢を買う市場とも言えるでしょう。
そして、この「夢」ですが、膨らむのはいつも上昇相場です。
上昇相場では、企業の先行きに対して楽観的に考え、夢を見る投資家が多くなり、業績の拡大見込みを甘く見積もる傾向が強くなります。その結果、株価はPERなどの株価指標でみるとかなり割高な水準まで買われることが多くなります。
上昇相場では、PERが1000倍を超える銘柄が出てくることもあり、実態からかけ離れた株価がつくことも良くあります。まさに「夢」のような相場と言えるでしょう。
しかし、そんな夢のような状況は、「下落相場」になると一変します。
投資家の多くが、企業の先行きに対して悲観的になり、業績の拡大見込みを厳しく見積もるようになります。PERの数値が高い銘柄ほど、将来の成長に対する期待感で買われていることから、下落相場になると、一気に期待感が剥落し、株価が急落してしまうのです。そして、一度期待感が剥落すると、回復するまでには、長い時間がかかります。場合によっては、数年間かかる場合もあるでしょう。
現在の東証マザーズ市場やジャスダック市場に上場している、一見成長期待の高そうな銘柄の多くは、PERなどの株価指標でみるとかなり割高と言えます。
まだ、半値以下になってもおかしくはない銘柄がゴロゴロしています。
東証マザーズ指数が大きく下落し、そろそろ下げ止まるのではないかと思いたくなるところですが、企業価値の観点から考えると、まだまだ下落余地はあると考えています。
現在は、目立った株式市場の暴落が起こっていないので、期待感が残っている状況ですが、ひとたび暴落が起こると、一気に期待感は剥げます。そして、期待感が大きかった銘柄ほど、その反動は大きくなります。
直近の株式市場は、いつ暴落が起こってもおかしくない様子になってきていることから、東証マザーズを中心にトレードしている方は、今一度ポジションの見直しを行うべきでしょう。
市場が夢から覚め、現実に引き戻される前に、早めに対策を練っておくことをおすすめします。
―西村剛
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