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From;西村剛
5日の日本株市場は下落しました。
日経平均株価は0.5%マイナスの22580円83銭、マザーズ指数は1.0%マイナスの1034.38ポイントとなりました。中国上海総合指数が下落したのを受け日本株も軟調に推移しました。
まずはじめに、ここ数日の動向から振り返って見ましょう。
日経平均株価は8月30日に23000円を回復したものの、利益確定に押されその後下落しています。6月以降、日経平均株価は21500円から23000円のボックス圏で綺麗に推移しており、今回は上離れを期待したのですが、上値抵抗線に阻まれることとなり、現状の流れを見るとこれまでどおり引き続きボックス圏での推移となりそうです。
今の日本株市場はこれといった材料もなく、米国株や中国株の値動きに連動するような形で推移しています。11月には、米国中間選挙を控えており、それまで日経平均株価は今のようなボックス圏で推移するのではないかと考えています。
下値の目安は?
目先の下値の目安としては、52週移動平均の22219円あたりだと考えています。仮にこの水準を割り込んでしまうと、次の下値の目安としては24月移動平均の20825円まで下落する可能性も見えてきます。もし、その水準を割りこむようなことがあると、市場ムードもかなり冷え込む可能性がありますので注意が必要でしょう。
一方、マザーズに関しては、現状日足や週足での移動平均は下回っており下落トレンドが継続している状況です。8月16日以降からは少し上昇してはいますが、そろそろ目先の天井をつけたのではないかと考えています。
いずれにせよ、今の日本株市場はこれといった材料もなく、またシステムトレードにおいてもシグナルが出にくい状況です。また、こうした状況では、積極的にトレードするのは難しいです。ですので、こういったときは、あせらず無理にトレードをしようとせずに、じっくりと次のチャンスに備え力を貯めておくほうがよいでしょう。
―西村剛
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