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From;西村剛
私はシステムトレーダーとして、日々膨大な時間を割いて研究を進めていますが、この時期だけは、システムトレードの研究は一旦お預けして、もう一つの私の専門分野の研究に没頭します。
毎年この時期に没頭することと言えば・・・
勘のよい方ならもうお気づきかもしれません。
10月後半から11月初旬にかけて、3月決算企業の中間決算発表が本格化します。
中間決算発表は、1年の半分で企業がどれくらい売上や利益を挙げられたかが開示されます。企業が掲げた通期業績予想に対して、どれほど進んでいるかが確認できることから、中間決算で 発表される情報は非常に重要です。
普段はシステムトレードの研究に没頭している私ですが、この時期ばかりは、ファンドマネージ ャー時代と同様に企業分析を徹底的に行います。中間決算発表が本格化するのは、10月25日以降ですね。
中間決算で私が注目している業種は、、、
今年中間決算で私が最も注目している業種は、【外食・コンビニ】です。
なぜ、【外食・コンビニ】に注目しているかというと、9月末にあるショッキングなニュースが 流れたからです。2月決算企業の「9861 吉野家ホールディングス」が、中間決算発表で赤字転落および通期業績 の大幅な下方修正の発表したのです。これは非常にショッキングなニュースでした。
なぜなら、アベノミクス相場以降、外食産業は非常に良好な事業環境にあり、いわゆる勝ち組と いわれる業種でした。株価も上昇トレンドを形成していた銘柄が多く、大手外食チェーンの 「9861 吉野家ホールディングス」も堅調に業績も拡大していました。
その「9861 吉野家ホールディングス」が突然の業績下方修正を発表したことで、少し外食産業の事業環境に変化が出始めていることが明るみになりました。
同社が業績を下方修正をせざるを得ない状況になった大きな要因は【人件費の増加】が挙げられ ます。
景気が良好であることから、人手不足が慢性化しており、アルバイトを集めることが非常に難しくなっています。そのため、人件費が大きく増加し、同社の収益力が低下したといえます。
これは、「9861 吉野家ホールディングス」に限った問題ではありません。今の外食・コンビニ業界の課題が「アルバイトの確保」です。アルバイトを確保するために時給を大きく上げて募集したり、広告を打って募集をしたりしているのですが、それでもアルバイトが集まらず店舗を閉鎖せざるを得ない状況に追い込まれるところもこれから出てきそうだと考えています。
私の身近な例で挙げると、オフィスの最寄の八丁堀駅でも駅構内の売店がアルバイトが見つからず一時閉鎖していたり、よくいくチェーン店の深夜営業が無くなったり・・・私の身近でもこのよ うな状況になっています。
これまで好調だった外食産業が、吉野家のように次回の決算発表で大幅な下方修正を出してくる かもしれません。
来週は外食・コンビニ業界の決算に注目してみましょう。もしかすると逆張りのシグナルが発動 するかもしれませんよ。
ー西村剛
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