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From;西村剛
30日の日本株市場は上昇しました。ほっと一息ついたといったところでしょうか。
少し安堵感も出てきたものの、不透明感は依然として根強く残っています。
そんな中、明日以降の株価はどうなるのでしょうか?
昨日(10/30)の日経平均株価は、前日比1.4%プラスの21457円29銭、東証マザーズ指数は前日比3.8%プラスの870.10ポイントとなりました。
日経平均株価は前夜の米国株式市場の下落を受けて、寄り付きはマイナスで始まりましたが、上海総合指数が堅調に推移したことを受けて、後場は買戻しが入り、上昇して終了しました。
「ようやく反発した!」というのが、大多数の投資家の正直な気持ちでしょうか。少し一息つけたものの、株式市場には依然不透明感も強く、安心は出来そうにありません。
前日の「底打ちは○日後!?」でもお伝えしましたが、もう一段下落する可能性は十分にあり、本日の戻りは弱く、短期的なトレンドが転換したとは言えず、引き続き警戒が必要だと考えます。
私が日々監視している暴落銘柄数は
〇10月25日(木):6銘柄
〇10月26日(金):19銘柄
〇10月29日(月):47銘柄
〇10月.30日(火):11銘柄
となっており、本日の株式市場の反発によって、暴落銘柄数は少し減少しました。
ただし、この暴落銘柄数は3以下にならない限りは、再下落に転じる可能性は十分にあり、予断は許さない状況と言えないです。よって、安易に気を緩めず、引き続き高い警戒感で、もう一段の下落に備えておきましょう。
今後の展開は?
もし仮に本日の反発をきっかけに、株式市場が底を打った場合には、ちょうど2018年2月の暴落時と同じような展開になるのではないかと考えます。
2月は日経平均株価が24000円から21000円まで一気に下落し、その後22500円まで戻すという展開でした。
現状の下落幅で反発した場合には、2月の相場展開が強く意識される可能性があり、それを意識した投資スタンスで望む投資家が多くなるでしょう。
今回が2018年2月と同様にリバウンドすると考えると、日経平均株価の目安は22500円前後となります。この数字については、一つの目安として頭の片隅に入れておくと良いと思います。
相場は刻一刻と状況が変化しており、それに応じて、今後の相場予測も変化していきます。どのような相場展開が来ても対応できるように、常に自分の投資行動については予めシミュレーションしておくと良いでしょう。
ただし、上記はあくまでも一般的な投資の場合です。私たちシステムトレーダーは、こういったときこそ自分の売買ルールを信じシグナル通りトレードすることをオススメします。
―西村剛
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