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From;田村祐一
3月決算企業の中間発表が一巡しました。
この時期は毎日企業の分析を行うので、正直疲れました(笑
有望銘柄も何銘柄か見つけることができたので、これから年末年始にかけての相場が楽しみです。
中間発表で印象的な決算は、、、
今年の中間発表で印象的な決算と言えば、「RIZAPグループ(2928)(以下、RIZAP)」でしょう。RIZAPは、フィットネスジムを運営し、有名人を起用したCMが人気化しました。ここ1、2年は、フィットネスジムに限らず、英会話やゴルフの教室の運営をはじめ、アパレルや雑貨等にも進出し、2016年以降は業績が急拡大していました。
そんなRIZAPですが、今回の中間発表で、通期業績予想を約160億円黒字予想から、70億円の大幅な赤字に下方修正しました。ここ数年、急成長の優良株として投資家が注目を浴びており、飛ぶ鳥を落とす勢いであったことから、今回の下方修正の発表は、個人的に衝撃的なニュースでした。
下方修正の発表以降、同社株価は連続ストップ安となっています。
なぜRIZAPが赤字に転落してしまったのかについては、解説すると長くなってしまうので割愛しますが、今回の件で、株式市場の怖さを再認識しました。
栄枯盛衰
どんなに急成長している企業でも、その成長性は決して永遠ではないということです。まさに、「栄枯盛衰(えいこせいすい)」と言えるでしょう。
大きく成長している間は、投資家もその企業をもてはやし、株価も当然大きく上昇します。そして、株価の上昇幅は企業価値以上まで上がり、PERが数百倍になることもしばしばです。
しかし、ひとたび成長性にかげりが見えると、投資家の期待感は一気に剥がれ、株価が急落します。ひとたび期待感が失われると、企業価値よりも低い位置まで株価は下がり、
長期に渡る下落トレンドが形成される可能性が高くなります。
ここ数年でも、このような銘柄は発生しています。
例を挙げると、
・ガンホー・オンライン・エンターテイメント(3765)
・サノヤスホールディングス(7022)
・ペッパーフードサービス(3053)
などが挙げられるでしょう。
これらの銘柄は、急騰前に買い付けしていれば、株価は数十倍、数百倍まで上昇しました。
しかし、ピークをつけて以降は、株価は半値よりも低い株価になっています。急成長している銘柄は大きなリターンが期待できる分、損を被るときの大きさも同程度あると言うことです。
急成長株に注意していることは?
これらの銘柄のような急成長株への投資を否定しているわけでは全くありません。当然、私もこれらの銘柄に注目しています。
しかし、私はこのような銘柄に投資するときには、一つ重要な約束事を設けています。
それは、「投資資金量を低く抑える」ということです。
急成長株はハイリスクハイリターンです。
よって、自分の運用資金の10%に満たない金額を上限として、その範囲で行うようにしています。
運用資金の大半を仮に急成長株に投資したら、今回のRIZAPのような事態が起こると、再起不能な損失になります。そのような事故を回避するために、どんなに優良株でも運用資金全体へ悪影響を及ぼさない範囲で投資すべきでしょう。
株式市場には絶対は存在しません。どんなに素晴らしい銘柄でも、突如倒産するリスクは常に潜んでいます。
綺麗なバラにはトゲがあります。単に魅力的な急成長銘柄だからと不用意に近づくと、思わぬ痛い目にあいます。あまりの綺麗さに囚われて、リスクのとり方を間違えないように自分で投資資金量のルールを設けるべきですね。
―田村祐一
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田村 祐一



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