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From;田村祐一
米国株式市場が連日下落する中で、株式市場の雰囲気もドンヨリし始めています。
そして、なんと言っても個人的に衝撃だったのは、ソフトバンクのIPOが公募割れです。
やはり超大型株ということもあり、想定どおり大きな下落にはならず、値も戻しつつありますが、それでも、公募割れというのは、個人投資家の購買意欲を削ぐには十分すぎるニュースです。私自身も、先行きの見通しをネガティブに考えなければと投資戦略を練り直しているところです。
年末年始は例年お祭りムードになり、新興市場が活況になるのですが、今年は少し様子が違って残念です。
ただし、そう嘆いていても何も生まれませんので、現実に向き合い、これからの投資をしっかり考えなければなりません。
例年年末年始は1年の中でも特に上がりやすい傾向があるものの、今年は例年通りになるかは未知数です。
むしろ、足元の材料を見る限りでは、そうは言ってられない状況になる可能性もあるでしょう。ソフトバンクの公募割れや米国株の連日の下落によって、投資家心理はこの一年の中でも、かなり悪い状況です。
楽しい年末を過ごすために、、、
そんな中で、大型連休(12月29日~1月3日)を控えているのです。今ほど、大型連休が怖い時はないでしょう。仮に、大型連休中に、何か出来事があれば、連休明けの株式市場は大荒れとなる可能性があります。
大荒れになるかもしれないという不安を抱えて年を越すのは、おそらく大多数の投資家にとって避けたい事態でしょう。
そのような理由から、個人投資家や機関投資家問わず、ポジションを解消する動きが出やすくなっている可能性が高いでしょう。よって、年末の相場(25日~28日)は、いつも以上に慎重な投資が求められます。
キャッシュポジションの比率を挙げたり、不安に感じる銘柄の整理をするなど、なるべく年末を楽しく過ごせるようにしたいですね。
なお、上記は裁量トレードを行っている方向けの話ですが、システムトレーダーにとっては、絶好のトレードチャンスとなる可能性が高いです。
システムトレードのチャンス到来?
今年一年は、大きな株式市場の動きもなく、シグナルが発生しにくい苦しい相場展開でした。
特に逆張りに関しては、10月に一度チャンスがあったくらいでしょうか。ほとんどチャンスがなかったと言えます。
しかし、足元の相場状況を見る限りでは、あと少しで逆張り戦略でシグナルが一気に発生する可能性が高いです。
直近の相場は、多くの投資家にとって苦しい時期ですが、システムトレードで逆張り戦略をしっかり構築している方にとっては、それほど怖い相場ではありません。今は不安に感じているかもしれませんが、グッとこらえてシグナルどおりにトレードを継続しましょう。
アベノミクス相場以降、ながらく上昇相場が続き、誰がトレードしても儲かりやすい相場でしたが、ここ最近の傾向を見る限り、そのような相場は終焉したように感じます。ここからは、日々しっかりと投資の学習や研究を行い、投資戦略を練っている投資家だけが勝てる相場に変化しつつあります。
ぜひ、本メールマガジンを購読されている勉強熱心な方は、これから来る相場に備えて、投資戦略をしっかり練ってください。
下落トレンドになってから気付いても遅いです。今のうつろっている相場から、動き始めましょう。
―田村祐一
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田村 祐一



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