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From;西村剛
12日の日本株市場は大きく上昇しました。
日経平均株価は前日比2.6%プラスの20864円21銭、
マザーズ指数は前日比0.9%プラスの861.59ポイントとなりました。
米中通商協議の進展期待を背景に為替が円安方向に動いたことが好感され自動車、ハイテクなどの輸出関連株が大きく上昇しました。
2月1週目の投資主体者別売買動向が発表されました。
外国人は約1290億円の売り越し、個人も77億円の売り越しに対し、信託銀行が約1060億円の買い越し、投信が約650億円の買い越し、事業法人が約520億円の買い越しとなっています。
今日本株が堅調なのは、信託銀行や投信、事業法人が日本株を買い越しているからだと考えられます。
一方、外国人投資家も直近では売り越しであるものの11月、12月と比較すると金額も縮小傾向にあり、外国人投資家は様子見の状態だと言えそうです。
また個人の売り越しも金額が縮小しており、こちらも様子見の状態と言えるでしょう。
このような需給状況のなか、日経平均株価は20500円から21000円のボックス圏で推移しています。
このボックス圏を上抜けするか、下抜けするかで次のトレンドが決まると考えています。
言い換えるならば今のようなボックス圏の状況は、「トレードしても勝つ確率が低い」のです。
システムトレードにおいてもシグナルがほとんど発生しておらず、あえて言うなら「次のチャンスに備えて現金で保有しておきなさい」というシグナルが出ている状況です。
今は次のチャンスに備えてしっかりと自分の売買ルールに磨きをかけておくべきタイミングでしょう。
ぜひ今のうちにしっかりと検証しておいてくださいね。
―西村剛
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