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From;田村祐一
日経平均株が2万2000円を超えました。
先週のメールマガジンでは、今の局面は、
2018年10月から続く下落トレンドが転換するか否かの、
結構重要なタイミングにあるとお伝えしました。
2万2000円の壁は厚いと思っていたのですが、
あっさりと超えた感じを見ると、
トレンドは上向きに変化しつつありますね。
実は私の個人的な予想では、、、
2万2000円をピークに調整が入ると思ったのですが、
ものの見事に大外れとなりました(笑
大型連休前に個人投資家や国内機関投資家の
ポジション解消もまだあるかもしれませんので要注意ではありますが、
今のところ相場は堅調に推移する流れで進んでいます。
私は株式投資の講師として活動していますが、
相場の方向性がどっちに進むかなんて
正直わかるはずがないと思っています。
当然、相場の見通しをしっかり調べて予測はしますが、
100%自分の相場観を信じてトレードすることは絶対にしません。
むしろ、「外れるだろうなー」なんて思いながら、
日々トレードを行っています(笑
相場の予知なんて芸当は、才能がないのでできません。
さて、そんな私だからこそ、
常に自分の投資について疑いながらトレードしています。
直近では、自分の見立てでは「相場が下がるだろうなー」と思いながら、
ファンダメンタルでは、優良な銘柄を打診買いしてみたり、
システムトレードでは、順張り戦略のシグナルが発生したので、
その指示に従って淡々と発注を行いました。
自分の相場観は外れましたが、
逆に嬉しい誤算となっています。
正直自分の相場観が外れて株式市場が上がるなら、
いくらでも相場見通しなんて外れてくれていいです。
素直に株式市場が上昇してくれるのは嬉しいことですよね。
私は、株式投資を行う上で重要だと思うのは、
相場がどう動くかをしっかり想定した上で、
当たった場合の対処と外した場合の対処を、
それぞれ事前に持っておくことだと思います。
仮に、株式市場が下がると想定したならば、
【本命の投資スタンス】では、
・キャッシュポジションの比率を高め、
システムトレードの押し目買い戦略や逆張り戦略の発生を待つ
・ファンダメンタル投資(裁量)で保有している銘柄の
一部銘柄の損切りや利益確定を進める
といったことを行います。
しかし、私はあまのじゃくですので、本命を外した場合の
【対抗の投資スタンス】も合わせて行っておきます。
【対抗の投資スタンス】は、
・上昇が続いたときを想定し、システムトレードの順張り戦略の調整を行い、
いざ、相場がブレイクアウトしたときに備える。
・優良な銘柄を打診買いしてみる
といったこともあわせて行います。
仮に運用資金が1000万円あったとした場合には、
「本命7:対抗3」くらいの割合で、資金を振り分けます。
それくらい自分の相場想定を信用していません(笑
でも、本命と対抗の投資スタンスを持っておけば、
上昇or下落のどちらの相場がきても問題ないですよね。
対抗のシナリオになると、比率が3程度なので利益は小さいですが、
それでも、本命に10振り分けるよりも利益になります。
株式投資に絶対はありません。
万が一の事態が起こることなんて良くあります。
私なんかよりも相場にどっぷりとつかり、
24時間相場を監視しているような投資会社でも
大きな損失を出すのが相場の世界です。
これまで数多くの有名投資会社がつぶれてますもんね。
そんな猛者でも致命傷を負うような世界で、
私のようなちっぽけな存在の相場観なんて
一切信用したらだめでしょう(笑
だからこそ、どのようなシナリオが来ても対処できるように、
常に本命策のほかに対抗策を持っておく必要があるのです。
みなさんも、対抗の投資スタンス持ってますか?
持ってなければ、今からでも検討してみてくださいね。
最後に私が何が言いたいかというと、
最近の私の逆指標ぶりがひどいということです。
これからはむしろ、
「本命3:対抗7」にしたほうが利益出るのかな?(笑
ー田村祐一
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田村 祐一



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