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From;西村剛
ついこのあいだまで21000円を維持していた日経平均株価ですが、
21000円を割れたとたん大きく下落し、20000円割れも視野に入ってきました。
4日の日経平均株価は前日比0.01%マイナスの20408円54銭、
マザーズ指数は前日比0.01%マイナスの872.36ポイントとなりました。
引き続き米朝貿易摩擦激化への懸念や
為替が1ドル107円台に入ったことによりリスク回避的な売りが続き下落しました。
今後の展開は?
テクニカル指標的にはそろそろ短期的な反発がありそうな局面に入ってきました。
日経平均株価のRSI(9日)は13%まで低下しており、大きく売られ過ぎを示唆しています。
またボリンジャーバンドでも–2σ近辺に位置しており、短期的な反発はそろそろあってもおかしくはない水準です。
しかしながら反発があったとしても、5月14日から20日にあったような小幅なものにとどまるのではないかと考えています。
反発が小幅にとどまる理由としては、外国人投資家の売りが当面継続すると考えているからです。
外国人投資家は日本の株式市場の約6割を占めており、彼らの動向が株価に大きな影響を与えます。
外国人投資家の投資動向を考えるに当たってまず重要なのは、彼らの主要投資対象である米国株の動向です。
彼らは米国株が上昇すれば、日本株にも資金を投入しますし、
逆に米国株が下落すれば日本株から資金を引き揚げます。
今の米国株は短期的には下落トレンドに入っており、
米国株が高値を更新しない限りは日本株の本格的な上昇も見込めないと考えているのです。
ですので短期的な反発があったとしても小幅にとどまると考えています。
重要なのは、、、
重要なのは「小幅な反発が起こったその後」です。
仮に次に起こる反発が小幅にとどまった場合、その後に大きな下落が来る可能性が高いと考えています。
その大きな下落で利益をあげられるかどうかが今年の成績を左右してもおかしくはないと考えているのです。
ですので今の局面は次の暴落に備え、しっかりと準備をしておく局面でしょう。
実際に暴落が起こってから準備をしても間に合いません。
暴落で利益をあげられるかどうかは事前の準備にかかっています。
ぜひ今のうちにしっかりと準備しておいてくださいね。
ー西村剛
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