寄り指値の良い点



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From;田村祐一

日本株市場に大きな動きがなく、
まったりとした相場が続いているので、

あんまりトレードを頻繁に行う機会もないですね。

特にシステムトレードにいたっては、
パラパラとトレードは発生するものの、
キャッシュポジションの割合が圧倒的に大きいですね。

こんな相場だからこそ、
じっくりと腰をすえて研究に取り組めますね。

最近は、あるコトについて研究を進めていきます。

そのあるコトとは、

【発注方法】

です。

仕掛け(エントリー)の条件に合致した銘柄について、
どのように発注を仕掛けるかという点を最近の研究テーマにしています。

発注方法の代表例としては、

「成行注文」
「指値注文」
「逆指値注文」
「寄り指値注文」
「不成注文」

の5つが挙げられるのではないでしょうか。

中でもシステムトレードで売買ルールを作成するときには、
「指値注文」を用いられることが非常に多いです。

「指値注文」が用いられる最大の理由は、
合計損益が大きくなるからでしょう。

「指値注文」は売買ルールの成績を大きく改善する効果があり、
システムトレーダーであれば、当然知っている知識でしょう。

「指値注文」の成績改善効果が高すぎて、
それ以外の発注方法については、使用されることは少ないです。

ただし、最近「発注方法」の研究を進める中で、
他の発注方法も実は結構使えることが分かってきました。

私が良いと最近感じているのは、【寄り指値注文】です。

「指値」は、発注を出したその日一日中、注文が機能していますが、
「寄り指値」は、その名の通り、寄り付きだけ指値注文が機能します。

寄り付きだけしか指値注文が機能しないので、
「指値注文」よりも厳しい注文方法と言えるでしょう。

厳しい発注方法が故に、トレード回数を大きく減らしてしまうので、
なかなか使用されにくいというデメリットを持っています。

ただし、厳しい分だけ「寄り指値注文」にもメリットがあります。

それは、「指値注文」よりも緩い数値設定でよいという点です。

例えば、押し目買い戦略を作成する際に、

「指値注文」であれば、「シグナル当日の終値から指値-3%」
と言った設定をしたとしましょう。

しかし、「寄り指値注文」であれば、
「シグナル当日の終値から寄り指値-1%」と緩い設定でも、

売買ルールの資産推移が安定する傾向があります。

上記は、あくまでも例ですが、少なくとも指値よりも
緩い数値の設定でも十分に機能します。

よって、指値注文と寄り指値注文では、どちらを採用するかで
同じ戦略でもトレードされる銘柄に違いが出てきます。

そして、「寄り指値注文」は、
大きな動きがない相場で機能しやすいことが分かっています。

この点について、より詳しく研究していくことで、
ボックス相場や動きの少ない相場で機能するルールが作れそうです。

もし、「寄り指値注文」をあまり使ったことがない場合には、
少し研究してみてはいかがでしょうか。

田村祐一

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