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from ; 西村剛
昨日は毎年恒例の「酉の市」にいってきました。
酉の市は起業してから毎年行っているので今年で15回目でしょうか。
経営者仲間と毎年一緒に行くのですが、ふたりして
「今年もぼったくられるんだろうなぁ・・・(笑)」
と話しながらお参りをし、いつも買う熊手屋に向かいました。
この熊手、値段があって無いようなもので、
・値段は言い値
・値切ることはできるが、値切った分はご祝儀として渡す
という暗黙のルールがあります(笑)
もう10年以上通っているお店なので私達の顔をみるなり、女将が、
「今年はこれがいいよ!○万円!」
とふっかけてきます(笑)
私達も「高いよー」と値切るのですが値切った分はご祝儀でしっかり渡し、手に入れた熊手がコレです。
これ、熊手じゃなく「ダルマ」・・・
まぁ、細かいことは気にしないでおきます。縁起物ですから(笑)
まぁ、一連のこの「酉の市」の熊手システム、株式投資にも共通している点があります。
「成行買いは痛い目をみる」
ということです。
株式投資の成行買いは熊手と同じで、言わば
「言い値で買う」
ということです。成行買いは今出ている株価で買うということです。
「とにかくどうしてもその株を今買いたい」というときに使う注文方法ですが、
想定外に高い株価で買ってしまうことがあります。
そういったことを避けるために「指値注文」を使うのです。
ただ「指値注文」の場合は、株価がその価格にならなければ約定しないということになります。
どうしてもその株を今手に入れたいときは
「成行注文」
自分の決めた株価で手に入れたいときは
「指値注文」
が基本です。
ただたまに株が売切れてしまう場合があります。それは「ストップ高」になったときです。
ストップ高は言わば「その株が売り切れ」の状態です。
ですので、「あっ、株がストップ高になりそう(売切れそう)・・・今買わなきゃ」
というときは成行注文を使います。
そう、指値注文や成行注文にも、それぞれ意味があるのです。
システムトレーダーの上級者は売買ルールを開発するときに、その売買ルールのコンセプトを大切にします。
買いの条件、売りの条件だけでなく、注文方法も考慮するとより理想的な売買ルールに仕上がるかもしれません。
ぜひ一度あなたも売買ルールの注文方法を見直してみてくださいね。
ー西村剛
追伸:この熊手の値段が気になる方は12月8日のシステムトレーダーズ・ミーティングでこそっと私に聞いてください。成行注文の怖さをお伝えします(笑)
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