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From ; 田村祐一
突然ですが、私には妄想癖があります!!
「いきなり、何をカミングアウトしているのか?(苦笑)」
と笑われてしまうかもしれません。
とは言っても、決していやらしい妄想ではありません。
何を妄想しているかと言うと、、、
【近未来の世界】です。
近い将来の世界がどのようになっているのかということを、
私は真剣に妄想しているのです。
なぜ、そんな妄想をするのかというと、、、
当然ですが、株式投資に非常に役立つからです。
ちょっと小難しい話をしますが、「株価」は、
「株価」=「目に見える価値」+「目に見えない価値」
で決まっています。
「目に見える価値」とは、決算から読み解くことができます。
会社が持っている現金や資産はもちろん、
その年の売上や利益などが当てはまります。
これからは、ネット上で公開されている情報であり、
誰でも閲覧することができるものです。
それらの情報は、見る人によって多少の判断は変わるものの、
そこまで大きな差は生まれません。
「株価」が大きく変動する一番の要因は、
「目に見えない価値」にあるのです。
この「目に見えない価値」とは、
言い換えると、将来の成長性とも言えます。
将来の成長性が高いと判断されれば、
その銘柄の株価は目に見える価値よりも高く上昇します。
そして、どんなに目に見える価値が高くても、
将来への成長性が薄ければ、その銘柄の株価は上がりにくいです。
正直、個人的な感覚では、
株価=「目に見える価値(2割)」+「目に見えない価値(8割)」
で決まっているような印象です。
だから、ある銘柄の株価がどうなるかを考える場合には、
「目に見えない価値(=将来への成長性)」の分析に時間を割くべきです。
さて、ここで「将来の成長性」を計るときに役立つのが、
冒頭で申し上げた【妄想】なんです。
近い将来の世の中がどのようになっているかを妄想し、
その世の中で活躍しているであろう企業を考えます。
私が思い描いている近い将来(10年、20年以内)の妄想では、
・飲食店には、従業員が一人もいない
・銀行および証券会社の実際の店舗は世の中から消失
・会社通勤がなくなる(仮想空間に出社)
・ほぼすべての病気が血液検査だけで発見できる(即日検査)
なんてことが起こると勝手に確信しています。(適当)
私の妄想を挙げるとキリがなさ過ぎるのですが、
こんなことを考えています。
この妄想をもとに、
「衰退する企業」と「拡大する企業」を分類します。
例えば、銀行業と証券業なんかは
みなさんも感じているかもしれませんが
正直かなり厳しいと思っています。
理由は、
・店舗で行っている業務はすべてネットで完結できる
・同業他社との差別が非常に困難
・顧客と営業員の知識差を利用した強引な押し売り営業
といった具合です。
銀行の融資なんかも、正直ネットですべてできるようになるので、
地域に根ざした地銀の役割がドンドン薄れていきます。
今までは、融資の競合性を出すために、各県ごとのシェアを維持するために、
第2地銀や第3地銀なども存続していましたが、
融資の競合は、全国の銀行になります。
北海道の銀行が、鹿児島の企業に融資することも簡単です。
その結果、5年~10年で銀行は合併を繰り返し、
最終的には5行くらいになるのではないでしょうか。
その5行は、人員や実店舗をコストカットし、
安定利益を上げられる企業に変わるでしょう。
証券会社も、同様です。
これはあくまでも、私の妄想であり、
そうなる事実はどこにもありません。
しかし、このような妄想を各業種に対してしておくことで、
今後数年の各業種に対する投資スタンスが決まってきます。
この投資スタンスをかなり大事にしているので、
どんなに目先の業績(目に見える価値)が良くても、
将来の成長性(目に見えない価値)が薄ければ、
投資対象に入ることは絶対にありません。
この妄想が私にとっては、
とてもとても大きな判断材料です。
みなさんは、近い将来の妄想をしていますか?
目先の数字にだけ追われてしまうと、
トレンドを見誤ってしまうかもしれません。
今熱いのはやっぱり、「システム開発関連企業」ですね。
電車やガス、電力と同様に、
システムがインフラ化されることは間違いないでしょう。
ー田村祐一
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田村 祐一



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