恐るべきカーブフィッティングの罠(その3)【夢幻】



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夢幻です。

前回、前々回とカーブフィッティングの解説をしましたが、

分量的にもなかなかボリュームのあるヘビーな内容なので

今回は少し軽めの内容にしておきたいと思います(笑)

さて、今回は私ならどのような株価位置のパラメータ選定をするか、つまり私なりのANSWERを説明していきますので参考にして頂ければと思います。

まず、情報を整理します。

①全体としては、株価位置が大きくなるにつれて、平均損益も大きくなる傾向があります

したがって、株価位置〇〇以上を採用するのは同じです。

②60~70%の損失は〇〇ショックで起きたもので、株価位置60%以上の各区間の平均損益には歪みが生じています。

私はそういった可能性を配慮した上で、敢えて株価位置を60~70%を選ぶ選択をします。

何故なら、顕在化する可能性のあるリスクを検証上でしっかり見積もり、その影響を把握するためです。

③元の集合の平均損益は0.55%で、株価位置50%未満はいずれの区間も平均損益が0.5%以下で、全体の中では優先順位の低いトレード要素です。

したがって、50%未満は採用しません。

以上から私は、

『株価位置50%以上』

を選択します。

トレード要素数は1500回で全体のちょうど半分、平均損益は0.55→0.73%となります。

表②の株価位置50%以上と比べてみればわかりますが、平均損益は0.73%と同じとなります。

これは〇〇ショックを回避しないことで、長期的には平均損益のズレが無くなる事を示しています。

このように、平均損益の分布の背景をきちんと理解した上で、パラメータ選定すればカーブフィッティングを避ける事が出来ます。

カーブフィッティングはその背景を理解すれば、このように避ける事は十分可能です。

さて、もう一つの裏設定?もあります。

それは

『株価位置70%』

以上を選択する事です。

「えっ、それはNGなパラメータ設定じゃないの?」と思われた方もいるかもしれません。

これまで、〇〇ショックを避けるパラメータ設定方法には問題点がある事を解説してきたわけですが、この設定をすることも”ある検証”を行っておくことで採用する事が出来ます。

もちろん、〇〇ショックは株価位置70%以上でも起こりえる事は示しました。

しかし、あくまでこれは仮説であり、本当は70%以上では今後、起こらないものかもしれません。

そもそも、〇〇ショックを排除するカーブフィッティングにより困るのは、検証上の平均損益の目減りと最大ドローダウンの更新です。

さらに運用を続ける上でクリティカルな問題となるのは、最大ドローダウンを更新してしまう事です。

そこで、検証上の最大ドローダウンの計算は〇〇ショックを含めたパラメータ設定(株価位置50%以上など)で行い、〇〇ショックをトレードする前提であらかじめ最大ドローダウンの近似値の見積もりを行うのです。

こうしてレバレッジやポジション量を決定した上で、実運用は『株価位置70%』を採用したストラテジーで運用します。

もちろん、もともと『株価位置70%』を採用する場合よりも、ドローダウンを厳しく見積もっているためポジション量やレバレッジは小さく、検証上のドローダウンも少なくなります。

そして、もし〇〇ショックによる損失が起きても資金ショートするリスクを厳しめに見積もっているので安全に運用できるというわけです。

つまり敢えてカーブフィッティングさせたストラテジーで運用するわけですね。

こうすると、良い所どりが出来るというわけです。

実際は、平均損益1.87%を期待しつつも、平均損益が0.8%程度に落ちてもそれは想定の範囲内という事になります。

少しテクニックが必要になりますが、きちんと仮説を立てて、どのようなケースにも対応出来るようストラテジー設計するとこんな感じになります。

状況を整理してどうすれば最良の選択が出来るのかを突き詰めていくと、より差が付くので是非色々試してみて下さい。

では次回お楽しみに!

ー夢幻

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夢幻

平均年利100%以上を叩き出し、今なお資産を増加し続ける現役の専業システムトレーダー。 会社員時代は投資教育会社の統括マネージャーとして、成果を挙げた個人投資家やプロトレーダー、ファンドマネージャーなどに数多く会い、様々な実践トレードの手法を学ぶ。 斉藤正章氏や西村とも古くから交流があり、「システムトレードの達人」を開発当初から愛用している。 退職後は、当時の資金500万円のうち100万円を設備投資に使い、資金400万円で専業トレーダーに転身。 トレードの利益から生活費を捻出するため、当初は、資産がなかなか増えていかない状況が続くも、「システムトレードの達人」を使い独自の投資手法を構築することで、本格的にトレードを開始した2013年以降は年利回りが50%下回ることがないという安定した実績を残している。