株式投資は何のためにする?労働収入と権利収入について考える



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夢幻です。

先週のメルマガ『株式投資は何のためにする?私が投資を始めた理由』をツイッターで紹介したところ、非常に興味深いリプライを頂いたので紹介したいと思います。

前回のメルマガ↓
https://sys-tatsu.com/investmentnews/?post_type=blog&p=11159

リプライをくれたのは紫苑さんで、システムトレーダーズミーティングで講師を務めた事もある実力者でご存じの方も多いでしょう。

さて、紫苑さんのリプライを要約すると

〇私も金持ち父さん貧乏父さんを見て衝撃を受けた、当時、周りにはE(労働者)やS(自営業者)が大半だったから

●トレードもI的(投資家的)にやることもS的(自営業的)にやることもできる、と思う

〇現状の私は本業もトレードもS(自営業)と認識している

〇将来的に年を取り労働がきつくなるので、IやBに移行していきたいと考えている

さて、前回のおさらいですが、『金持ち父さん貧乏父さん』の4つのカテゴリは

<労働収入>
Empoyee=労働者
Self employed=自営業

<権利収入>
Business owner=ビジネスオーナー
Investor=投資家

となっていて、着目していただきたいのは、2つ目の●のトレードを自営業的、つまり労働収入と捉えるかということです。

私も紫苑さんと同じでトレードをトレードビジネスと考え、事業と捉えています。
その本質は上記のカテゴリだと自営業だと考えています。

システムトレードを自営業的に行うということは、

・日々の売買銘柄のピックアップ(シグナル抽出)を行う

・証券会社への発注作業

・収益の確認や、トレードの成果の確認

・トレードの評価や分析

・新しいトレード戦略(売買ルール)のアイデア出しや検証

・定期的なトレード戦略の見直しや改善

こんな感じで、日常から時間を割く必要があるがあるからだと思います。

トレードを継続し、これらの作業をしなくても利益を生み出せる状況を作り出せればそれはそれは投資家(orビジネスオーナー)といえ、「権利収入」を得られる状態だと思います。

すなわち、

「こうしたトレードの事務的作業をどうしたらやらなくてよくなるか」

を検討してみるのは「権利収入」へ舵を切るよい施策でしょう。

また、それよりも重要な事が、

「労働収入」と「権利収入」の違いの本質は何か?

ということです。

これについて、考察を進めたところ、ある答えにたどり着きました。

それは、「依存度合い」と「委任度合い」です。

そして、具体な指標としては、「かける時間」「頻度」なのではないかと思います。

「かける時間」というのは、自分の活動時間の内、どの程度の時間の割合をトレードの継続にかけているかという事でその時間が長ければ長いほど労働収入的、
時間が少なければ権利収入的といえると思います。

「頻度」は上記のようなトレード作業をどの程度で行うかという事です。

例えば、月に10時間かけるとしても毎日必ず30分×20日の作業を行うのと週末2時間×5回ではかなり依存度合いが変わってきます。

「権利収入」を目指す上でこれらの数字を日々記録して評価するのも面白いかもしれません。

ちなみに、驚く方も多いと思いますが、私は今年に入ってからトレードシステムの全体評価(マルチストラテジー)や個別のトレードの売買ルールの成績を11月に入るまで一切確認していません(笑)

それは、前回のメルマガでお話した、私のシステムの基本方針である

トレンドの変化に対応出来る、どんなトレンド(相場状況)であっても、
継続して利益を出し続けられるシステムを目指してトレード戦略を設計・構築しているからです。

また、

投資家とトレーダー

自営業と投資家

労働収入と権利収入

このように、ある程度カテゴライズして捉え、
各々の位置づけから、考え方のフレームワークが構築されると、
より物事の本質をとらえやすくなると感じました。

それはより良い考え方や選択、改善の土台として機能します。

今週は3連休で時間もあるので、再度「金持ち父さん貧乏父さん」を読んで、今一度投資やお金について、考えてみようと思います。

では次回もお楽しみに!

 

ー夢幻

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夢幻

平均年利100%以上を叩き出し、今なお資産を増加し続ける現役の専業システムトレーダー。 会社員時代は投資教育会社の統括マネージャーとして、成果を挙げた個人投資家やプロトレーダー、ファンドマネージャーなどに数多く会い、様々な実践トレードの手法を学ぶ。 斉藤正章氏や西村とも古くから交流があり、「システムトレードの達人」を開発当初から愛用している。 退職後は、当時の資金500万円のうち100万円を設備投資に使い、資金400万円で専業トレーダーに転身。 トレードの利益から生活費を捻出するため、当初は、資産がなかなか増えていかない状況が続くも、「システムトレードの達人」を使い独自の投資手法を構築することで、本格的にトレードを開始した2013年以降は年利回りが50%下回ることがないという安定した実績を残している。