日本株ようやく反発!今回不調なルールの改良は必要?【田村祐一】



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日本株市場がようやく反発しましたね。

先週は一方向に下落していたので、
少し暴落相場の雰囲気が出ていましたが、

金曜日に上昇したことで、
そのリスクも暫定的ではありますが遠のきました。

先週の下落では、押し目買い戦略で
たくさんのシグナルが発生しました。

前回のメルマガでは、

『なにせ久々のトレードチャンスなので、
ここで買わないでいつ買うのか?』

とお伝えしました。

みなさんはシグナル通りにトレードできたでしょうか?

私は、宣言通りに、シグナルがたくさん出たので、
それに沿って淡々とトレードしていきました。

私の金曜日時点の損益で言うと、

「利益にならず、損にもならず」

と言った感じですね。

月曜日の株価がさらに急騰してスタートすれば、
ようやく利益に転じると言った感じです。

このメルマガが配信された数時間後次第ですね(笑

思ったよりも利益にならなかったですね。

思ったよりも利益にならなかった要因としては、
8日連続で株価が下がり続けたことでしょうか。

日経平均株価は、9月27日から10月6日までの
8営業日連続で株価が下がり続けました。

それほど大きくない下落幅を8日連続続けていたので、
押し目買いで買い付けした後も、

ダラダラと株価が下がり含み損を拡大させました。

そのため、直近の反発でようやく含み損が解消し、
利益に転換するほどにはならなかったです。

久しぶりにもやっとする相場が来ました。

コロナショック以降は、押し目買い戦略は
連戦連勝の常勝ルールになっていましたが、

今回は引き分けと言った感じでしょうか。

それでも、大きな負けではなく、
損益トントンなので、十分すごいことなのですが。

システムトレーダーの中には今回の結果を受けて、
ルールの改良を検討される方もいるでしょう。

やはり、こういう相場が発生すると、
なんとか勝ちたいと思うものですよね。

ただし、私は今回は勝てませんでしたが、
ルールの改良等は行わないつもりです。

なぜなら、8日連続で下落した相場で、
押し目買い戦略で勝つには無理があると考えているからです。

むしろ、トントンでいられるだけで健闘しています。

そして、仮にこの相場で勝てるように改良できたとしても、
それはカーブフィッティングである可能性が高いと考えています。

ある一つの相場に焦点を当てて、
ルールを改良する方法は、きわめて危険な改良です。

逆に、変な条件式が追加されることで、
他の相場で利益を上げにくくなる恐れさえあります。

無理に自分の都合のよいように改良しても、
それが将来に同様に機能するかは全く未知数です。

よって、ルールの改良を検討されている方は、

・今の相場で押し目買い戦略は本当に勝てるのか?
 (それは原理原則から外れていないか?)

という点を一度よく考えてから改良してみてください。

相場は、本当に自分の希望通りに動いてくれないですね。
8日連続ではなく、6日連続くらいだったら勝てたのに(苦笑

 

ー田村祐一

 

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田村 祐一

統計データを重視したシステムトレードとファンダメンタルを組み合わせて銘柄分析を行う。株価を大きく動かすイベントに合わせて銘柄を売買する「イベント投資」にも注力。