最強の武器を手にした日に絶望した話【夢幻】



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夢幻です。

今週は日経平均株価も大きく値下がりしました。

特に1/18の後場高値から1/19の後場安値では1日ちょっとで1400円近く値を下げていたようです。

安値を毎日切り下げている事からまだまだ下げ止まり感はなく、1年チャートの安値27000円を割る可能性も高まりました。

新興市場も軟調で木曜日、遂に800ポイント割れ

翌日も再度の800ポイント割れでしたが、安値更新とはならずなんとか800ポイント付近で反発しました。

来週800ポイントが抵抗ラインとして機能するか注目です。

追証件数もボチボチ増えてきているそうなので、このあたりで値を固めそうな気もしますがどうでしょうか。

●最強の武器を手に入れた日に絶望した話

私がシステムトレードを始めた頃のお話です。

はっきりとは覚えていませんが、システムトレードという言葉を知ったのは大体2004~2005年ごろです。

斉藤さんのシステムトレードのDVDで当時はまだ長髪だったのを良く覚えています(笑)

当時から、斉藤さんの話は明快で、自分も数学が得意だったので、システムトレードの”すべて売買ロジックに従って売買した結果を重視する”という理論や考え方の有効性はありそうだと感じました。

その頃は様々な投資手法やトレード手法をセミナーを通して勉強して実践しており、一定の成果も出ていたため、システムトレードの優先順位はそれほど高くはありませんでした。

その後も斉藤さんのセミナーで一ユーザーとして勉強している身でしたが、
相場で絶対に勝ちたい、ずば抜けた成果を出したいと考えた私はエンジニアを辞めて投資セミナー会社に転職しました。

その後、ライブドアショックが起こり、相場環境が悪化する事になります。

それ以降、様々な手法が難しくなり、勝ち続けられる確信が得られませんでした、そこで比重を置いて取り組んだのがシステムトレードです。

しかし、当時の2007~8年頃でまだ検証ツールが普及する前でしたから、セミナーで解説されるロジック(売買ルール)を自分なりにアレンジしてトレードするしかありません。

その後、セミナー企画開発の仕事をするようになって、斉藤さんと一緒にセミナーを企画して、好評でしたが、私もシステムトレードをもっと学びたいと、1泊2日で16時間にも及ぶ合宿セミナーを企画しました。

そこで、斉藤さんを打ち合わせをして、売買ロジックの解説だけでなく、それに付随する様々なパラメータを変化させてた検証結果を解説していく内容になりました。

その時の資料は今でも持っていて、私のシステムトレードの原点ともいえるバイブルです。(写真上)

合宿セミナーで作った資料は200ページ弱もあり、それはいくつかの売買ロジックについて、損益に関係したパラメータを一つづつ変更したら、損益額や利回り、含み損などにどのような効果が表れるかを検証した資料で、当時としては貴重な資料でした。

私はその資料の精査もやる傍ら、その資料についての理解し、様々なトレードパターンの理解を深めていく事が出来ました。

また、斉藤さんが検証したエクセルのデータも見る事が出来たので、資料を見て、疑問に思った部分はデータを辿って、要因を追究する事が出来ました。

このあたりで、自分のシステムトレードの熟練度はかなり上がっていたと思いますが、確信には至りませんでした。

そういった検証を自分で行い、自分だけの売買ルールが作れたら絶対に勝てるはずだ・・・という思いもありました。

そして、その頃にフェアトレードでシステムトレードソフトを開発する予定だという話を聞きました。

後に販売される事になる”システムトレードの達人”です。

多くのシステムトレードの実践者にとって、自分で検証して売買ルールを作る事は一つの夢だったと思います。

しばらくの間、相場を離れていて、再びトレードを再開しようとして、システムトレードの達人を購入したのが、2012年。

遂に、私は幾ばくかの軍資金と”システムトレードの達人”という最強の武器を手にしたのです。

「自分で検証さえできれば、絶対に相場で勝てる!」

私は意気揚々と検証を始めました。

するとどうでしょう!?

自分で売買ポイントを決めてパラメータを設定して、出てきた損益グラフを見てビックリ。

何度やっても、右肩下がりの損益グラフが出てくるばかりでした・・・涙

この結果、検証ツールさえあれば・・・という私の思惑は外れ、絶望しました・・・orz

しかし、この経験があり、「こう売買すれば良いはずだ」といった先入観や自分のトレード感性ほどあてにならない事はないという貴重な体験をしました。

そこから、検証に検証を重ねる事、3年間で約10000時間、検証回数は100万回以上。

8年間で平均100%以上の利回りを得るトレードシステムの基礎を作る事ができました。

それ以降、自分で検証した客観的事実のみ信頼してトレードを続けています。

この所、難しい相場が続いておりますが、私は”検証ツールが無かった頃に比べれば今の方が全然マシ”だと思います。

様々な検証データの中に答えはきっとあるはずですから(^^)v

というわけで、今年も検証とトレードを楽しんで行きましょう。

では次回もお楽しみに!

ー夢幻

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夢幻

平均年利100%以上を叩き出し、今なお資産を増加し続ける現役の専業システムトレーダー。 会社員時代は投資教育会社の統括マネージャーとして、成果を挙げた個人投資家やプロトレーダー、ファンドマネージャーなどに数多く会い、様々な実践トレードの手法を学ぶ。 斉藤正章氏や西村とも古くから交流があり、「システムトレードの達人」を開発当初から愛用している。 退職後は、当時の資金500万円のうち100万円を設備投資に使い、資金400万円で専業トレーダーに転身。 トレードの利益から生活費を捻出するため、当初は、資産がなかなか増えていかない状況が続くも、「システムトレードの達人」を使い独自の投資手法を構築することで、本格的にトレードを開始した2013年以降は年利回りが50%下回ることがないという安定した実績を残している。