ファンダ投資とシストレ、今はどっちが有利?【田村祐一】



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株式市場の下落はいったん落ち着きましたね。

東証1部売買代金も連日低くなっており、
市場参加者が少なくなっていることが分かります。

様子見ムードの投資家も多いことから、
なかなか積極的に買いに入りにくい展開ですね。

こういう相場では、一方向に株価が動くことが多く、

下がるときには一気に下がるし、
上がるときには一気に上がる展開が多くなります。

非常に難しい相場展開なので、

ファンダメンタル投資とシステムトレードなら、
圧倒的にシステムトレードが有利な相場でしょう。
(上記はあくまでも個人的な感想ですが)

一気に下がって一気に上がる相場ほど、
逆張り戦略が利益が出やすい局面です。

実際、先週と今週にかけて、
逆張り戦略が頑張ってくれています。

市場参加者が少ないがゆえに、
素直な相場展開になっていますね。

そういう話をすると、ファンダメンタル投資を
否定しているように思われるかもしれませんが、
決して否定しているわけではありません。

どんな投資手法でも、得意とする相場や
不得意とする相場が必ずあります。

例えば、強い相場展開ならば、
システムトレードよりもファンダメンタル投資のほうが
利益額が多くなります。

弱気相場ほど、システムトレードが得意です。

今は、システムトレードが有利なタイミングですが、
来月末から再来月月初はファンダメンタルもチャンスがありそうです。

それはなぜかと言うと、
3月決算企業の第1四半期決算発表があるからです。

第1四半期決算発表というと、
例年で言うとそこまで重要な決算発表ではありません。

会社の通期決算予想に対して、めちゃくちゃ進捗が良くて
業績予想を上方修正した銘柄に注目が集まる程度です。

それも、そんなに数があるわけではないので、
中間決算発表と比較すると、どうしても格落ち感があります。

しかし、今年に限って言えば、
第1四半期決算は中間決算発表よりも重要な意味を持ちそうです。

なぜなら、「為替が極端に円安にふれているから」です。

現在の米ドル為替は1ドル135円前後をうろうろしていますが、
3月決算企業の想定為替レートの平均は120円となっています。

保守的な企業の中には、110円を想定している企業もあり、
現在の為替とのギャップがとても大きいです。

外国での売り上げの割合が大きく、
為替レートを保守的に見積もっていた企業は、

通期業績が上振れる可能性が高くなっています。

単純に今の為替135円と120円を比較すると、
約12.5%の増収要因となると言うことです。

もし、110円で見積もっている場合には、
約22%の増収となります。

これは、売上の100%が海外で稼いでいる場合なので、
実際にはもう少し低い増収ですが、

ただでさえコロナ禍明けで経済は回復傾向が出ている中で、
為替による増収によって、業績予想が劇的に変わる可能性は高いです。

あまりにも乖離がありすぎて、
第1四半期時点で業績予想の上方修正が行われる期待が持てます。

よって、今のような相場が閑散としている段階で
上方修正期待が持てる銘柄を仕入れておけば、
来月以降の大きな株価上昇が期待できそうです。

今は、ファンダメンタル投資は
来月以降の利益を狙った種まき時期かなと思っています。

 

ー田村祐一

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田村 祐一

統計データを重視したシステムトレードとファンダメンタルを組み合わせて銘柄分析を行う。株価を大きく動かすイベントに合わせて銘柄を売買する「イベント投資」にも注力。