何故、投資家は水で乾杯するのか?投資家の極端な〇〇思考【夢幻】



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夢幻です。

前回のメルマガで、数年前に起こった「ある投資家たちのオフ会で、居酒屋で水で乾杯している様子をSNS上にアップして炎上」した事件を取り上げました。

水で乾杯する光景は、投資をしない一般の人から見れば異様な光景に見えるかもしれませんが、投資家である私にとっては、”よくある話”でそれほど不思議には感じません(笑)

実際、5~6人の投資家が水で乾杯していて彼らにとっては、それがごく日常であり、非常識だと認識していなかったからこそそのような行為が行われたわけで、主催者がSNSにアップしなければ、問題視される事はなかったはずです。

最近は、コロナの影響で外飲みが流行っているそうですが、今回の件は”居酒屋”という場所で料金のかからない水で乾杯したのがマナー違反となっていますが、これが百歩譲って”外飲みで水で乾杯”なら何も問題はなかったはずです。

では、何故、投資家はドリンクを頼まず水で乾杯するような行動をするのかを
説明すると、大きく2つの理由があると思います。

1つ目は、居酒屋ではドリンクの原価率が低いからです。

企業の収益構造などに詳しい投資家であれば、これは周知の事実ですから、”価格に対し、価値の少ないものにお金を出したくない”という投資家心理があると思います。
バリュー系の投資家であればより、この傾向は強くなると感じます。

2つ目は、極端な節約思考です。

これはたとえ、株式投資で利益が出ていても、出費を抑えればそれだけ投資の資金に回せるわけで、まとまった資産を作るという目標があるならば、お金があっても無駄にお金を使わない事が目標達成に向け努力しているという事になるからです。

こういった背景があって、

”株で儲かっていても、無駄な経費(ドリンク)にお金を使わない俺たちって頑張っているよね、分かっているよね”

といったような、投資家ノリのようなものがあって、こういった珍事件が起こったのだと思います。

似たような事例だと、

・株主優待を取りまくって、お得に生活する(出費を減らす)
・生活を切り詰めて、貯蓄率(入金力)を高める

などもSNS上でよくある話で、似たような投資家心理に基づくものだと思います。

前回、この状態を

”個人投資家の中の「出資者」が「運用者」にお金を奪われる構図”

と説明しましたが、実際は「出資者」が「運用者」にお金を上納していると言った方が実態に沿っているかもしれません。

で、ここからが今日の本題なのですが、このような背景から投資家の節約思考は加速していく傾向があり、歴が長くなると、その節約思考に凝り固まっていきます。

一方で、私が300万使ったという話をしましたが、そこで気づいた事があります。

それは、

”お金を使う行為には、慣性の法則が働く”

という事です。

つまり、お金を使えば使うほどお金を使う事に慣れていき、お金を使いたくなります(笑)
これが、行き過ぎると買い物依存症になるのでしょう。

逆に、節約思考で居続けると、お金を使いたくなくなり、
どんどんお金を使う事に消極的になります。

お金を使わない事は良い事かもしれませんが、言ってしまえば節約依存症といった状態です。

これは、マニュアル車で例えるなら、お金を使う行為が留まっている、”ニュートラル”の状態で、生活費以外は一切娯楽にお金を使わないといった状態であると思います。

余剰資金はなるだけ運用資金に注ぎ込むといった状態です。

私自身は、お金を使うにつれ、このお金を使うギアがニュートラル→1速→2速と加速していくのを短期間でお金を使ってみて感じました。

投資家にとっては運用資金は大きいに越したことは無いのですが、

「運用者」から「出資者」である自分に還元してお金を使った方が良い場面もあるはずです。

次回は、その判断をどのように行うべきかについて解説したいと思います。

では次回もお楽しみに!

 

ー夢幻

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夢幻

平均年利100%以上を叩き出し、今なお資産を増加し続ける現役の専業システムトレーダー。 会社員時代は投資教育会社の統括マネージャーとして、成果を挙げた個人投資家やプロトレーダー、ファンドマネージャーなどに数多く会い、様々な実践トレードの手法を学ぶ。 斉藤正章氏や西村とも古くから交流があり、「システムトレードの達人」を開発当初から愛用している。 退職後は、当時の資金500万円のうち100万円を設備投資に使い、資金400万円で専業トレーダーに転身。 トレードの利益から生活費を捻出するため、当初は、資産がなかなか増えていかない状況が続くも、「システムトレードの達人」を使い独自の投資手法を構築することで、本格的にトレードを開始した2013年以降は年利回りが50%下回ることがないという安定した実績を残している。