上昇相場の今だからこそ覚えておきたい注意点【西村剛】

2024.03.06

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日本株上昇トレンドが続いています。

日経平均も4万円台に突入してきたことで、さすがに個人投資家心理も楽観的になりつつあり、「株はまだまだ上がるぞー」といった雰囲気も出始めてきました。

とはいえ過去のバブル相場と比較するとまだまだ落ち着いている状況ではあるのですが、日本株が好調な今だからこそ考えておきたいことがあります。

それは・・・

●株の降り時

です。

どんな上昇相場でも必ず終わりがあり下落相場に転じます。

当たり前ですが、株は上がれば下がるのです。

このことを強く意識しておかないとせっかくの上昇相場で得た利益もゼロになってしまいます。

ですので今の上昇相場で浮かれることなく、どうなったら株から降りるのかを常に考えておく必要があるでしょう。

例えば、「日経平均が今の水準から10％下がり36000円をつけたら」というように株価が実際に天井を打ったのを確認してから降りるのもありです。

相場の天井と大底はつかめません。

明らかに天井を打ったなと思ったときにきっちりと保有する株を売り切ると決めておくことが大事です。

また、株価のトレンドが変わる可能性が一気に起こり得るイベントは確認しておきましょう。

例えば・・・

●米大統領選挙のスーパーチューズディ（3/5）
●米大統領選挙（11/5）
●衆議院選挙日程
●日銀金融政策決定会合（3/18、19）

といった主要なイベント日は押さえておきましょう。

今は好調な日本株もいずれどこかのタイミングで天井を打ち崩れます。

当たり前なのですが相場が好調なうちはこの当たり前のことを忘れてしまい楽観視してしまいがちです。

相場が好調な時こそ、「いつ相場が崩れてもおかしくはない」という意識をもってトレードにのぞむことが重要だと思います。

ぜひ覚えておいてくださいね。

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西村 剛

Yahoo!ファイナンス 株の達人・証券アナリスト兼ファンドマネジャー・AllAboutガイド。 現在、30名の一流システムトレーダーを育成する特別プログラム講師に従事 （過去にも120名以上が一流システムトレーダーとして成長した実績がある） システムトレードを、全くの初心者でも分かりやすく、やさしい言葉を使うことから、受講生の成長度の高さや信頼を多く集める、教え上手な専門家。