日本株調整いつまで続く？【西村剛】

2024.04.03

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日経平均が再度4万円を割り込んできました。
4月に入り日本株が調整している要因は、「機関投資家のポジション調整売り」が続いているからだと思われます。
4月から新年度に入り、機関投資家の基本ポートフォリオが設定されます。その中で総運用資産のうち何％を日本株に振り分けるかを決めるのですが、その割合よりも現状保有している割合のほうが多いために、4月に入り日本株を売りポートフォリオに占める日本株の割合を減らしているのかもしれません。
この一連の流れは1、2週間続く可能性があります。ですので、ここから１，２週間は需給的に売られやすい状況に入るのではないかと考えています。
一方、機関投資家が売って来るなかで、外国人投資家が買ってくる可能性もあります。
その場合、日本株は横ばいもしくは若干上昇する可能性もあるでしょう。
このようにここから1，2週間は相場は小動きにとどまり、次にトレンドが出てくるのであれば4月中旬以降になるかもしれません。
ですので、今のタイミングで大きく調整するようなことがあれば、絶好の押し目買いのチャンスになるのではないかと考えています。
いずれにせよ今は大きなリスクを取らず、次のトレンドが発生するまでの準備期間だと割り切り、焦らず銘柄選びに専念しておきましょう。
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西村 剛

Yahoo!ファイナンス 株の達人・証券アナリスト兼ファンドマネジャー・AllAboutガイド。 現在、30名の一流システムトレーダーを育成する特別プログラム講師に従事 （過去にも120名以上が一流システムトレーダーとして成長した実績がある） システムトレードを、全くの初心者でも分かりやすく、やさしい言葉を使うことから、受講生の成長度の高さや信頼を多く集める、教え上手な専門家。