アベノミクスは終わった?



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From;西村剛
東京の自宅より、、、

 

「アベノミクスは終わったのか?」

今、日本株のテーマとして取り上げられる一つとして、
このようなものがあります。

あなたも、メディアなどで、
このテーマを目にしているのではないでしょうか。

 

システムトレーダーにとっては、
アベノミクスがどうなろうと、特に関係はないのですが・・・

多くの個人投資家が
去年の調子の良さが快感になっていて、
大きなイベントとなっているようですね。

実際に、私の周囲でも、いまだに耳にします。

 

「アベノミクス」
これは、まだまだ個人投資家の関心が高いようなのです。

 

では、このアベノミスは、もう終わったのでしょうか?

あなたは、どう思いますか?

正直なところ、
アベノミクスが終わったかどうかは、誰にも分かりません。

 

しかし、、、
その予兆や動向をある程度確認することはできます。

では、確認するには、どうすれば良いか?ですが、

 

それは「外国人投資家」が、アベノミクスに対して、
どう判断しているか、を確認すると、それが分かってくるでしょう。

もし、外国人投資家が、アベノミクスが終わったと判断していれば、
当然のことながら、日本株を売ってきます。

反対に、アベノミクスが、まだ続くと考えていれば、
日本株を、さらに買い増すでしょう。

もしくは、売りがあったとしても、
それほど大きく売ることは想定しにくい状況です。

 

だからこそ、、、

ここから先の日本株の市場動向を考えるには、
外国人投資家が、日本株を「売るのか?」「買うのか?」が一つのポイントとなってくるでしょう。

 

では、その外国人投資家が「売るのか?」「買うのか?」を判断するためには、
何を見れば良いのでしょうか?

そうですね。

も~、熱心に勉強しているあなたであれば、
そして、カンの良いあなたであれば、もうお分かりでしょう。

この指標を見ると良いです。

◎外資系証券会社寄付き前動向
https://www.traders.co.jp/domestic_stocks/domestic_market/foreign_funding/foreign_funding.asp
(『外資系動向:日本株 – トレーダーズ・ウェブ(株式情報、FX情報)』より引用)

 

いつも、私が日本株の動向を見るのに確認しているものですね。
もう、あなたにとっても、お馴染みの指標でしょう。

これを見れば、外国人投資家の動向を掴むことができます。
日々更新されていますので、使える指標です。

ただし、1点だけ注意があります。
それは、この指標の情報源が、業界関係者から聞き取りをして得た
非公式な情報ですので、完全に正確な情報とは言えない部分があります。

でも、私たちの目的は、外国人投資家の動向を100%掴むことではなく、
トレードで利益を上げることですので、特に問題はありません。

 

そして、せっかくの機会ですので、
もう一つ、外国人投資家の動向が確認できるものを紹介しておきます。

それは、コチラです。

東京証券取引所が毎週木曜日に発表する
「投資主体者別売買動向」です。

◎投資主体者別売買動向
http://www.tse.or.jp/market/data/sector/
(『東証 : 投資部門別売買状況(株券/CB/先物・オプション取引)』より引用)

 

この指標は、毎週木曜日に発表されています。
コチラは、東証がまとめているデータですので、正確性が高いものです。

ただし、毎週木曜日に、その前の週の情報を公開していますので、
情報のタイムリー性は、乏しくなってしまいます。

 

つまり、、、

いずれの指標も一長一短で、良さもありますが、
完ぺきな情報ではない部分があります。

 

ただ、もう一度言っておくと、

私たちの目的は、外国人投資家の動向を100%知ることではなく、
トレードで利益を上げることです。

ですので、トレードを利益を上げる私たちにとっては、
この程度の誤差とも言える正確性の乏しさは、全く問題ありません。

だから、この2つの情報を複合的に見て、
外国人投資家が、日本株を「売るのか?」「買うのか?」見ておくとよいでしょう。

 

ちなみに、2/17~2/21の外国人投資家の動向は、
約458億円の買い越しです。

その前の週が1858億円の売り越しでしたので、
先週時点では外国人投資家の売りがひと段落したところでしょうか。

 

そうそう、「投資主体者別売買動向」ですが、
こちらは、全市場だけではなく
「東証1部」「東証マザーズ」「ジャスダック」などの市場別でも情報が開示されています。

ぜひ、そういった市場別の部分も見ておくと、
より深い動向が読み取れるかもしれませんね。

ぜひ、挑戦してみましょう!

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西村 剛

Yahoo!ファイナンス 株の達人・証券アナリスト兼ファンドマネジャー・AllAboutガイド。 現在、30名の一流システムトレーダーを育成する特別プログラム講師に従事 (過去にも120名以上が一流システムトレーダーとして成長した実績がある) システムトレードを、全くの初心者でも分かりやすく、やさしい言葉を使うことから、受講生の成長度の高さや信頼を多く集める、教え上手な専門家。