4月後半の傾向は?



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From;西村剛
八丁堀の事務所より、、、

 

昨日この記事で、4月前半の株式市場についてお話ししました。

非常に重要な内容ですので、
ポイントをおさらいしておくと、4月前半は・・・

〇4月1日~5日まで株価は「上がりやすい」傾向
〇4月6日~10日まで株価は「やや下がりやすい」傾向
〇4月11日~15日まで株価は「下がりやすい」傾向

という傾向が見られることが分かりました。

 

では、その先はどうでしょうか?

4月後半は、ゴールデンウィークを迎えますので、
株式市場が動きやすい時期でもあります。

そういう意味では、1週ごとに細かく見ておいたほうが良いかもしれません。

 

では、4月後半の傾向を見てみましょう。

日経225株価指数を対象に、
4月15日の翌営業日に買って、5営業日目の引けで売った場合
検証結果はこのようになりました。

 

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○勝率: 45.45 %
○平均損益(率): -0.09 %
○平均利益(率): 3.75 %
○平均損失(率): -3.28 %

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勝率は45%と50%を下回りました。
平均損益はマイナスです。

この結果を見る限り、
4月第3週前後も、第2週目と同じく株価が下がりやすいアノマリーがあることが分かるでしょう。

 

では、その翌週以降はいかがでしょうか?

4月20日の翌営業日に買って、
5営業日目の引けで売った場合の検証をしてみました。
結果は以下の通りです。

 

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○勝率: 33.33 %
○平均損益(率): -0.16 %
○平均利益(率): 2.14 %
○平均損失(率): -1.31 %

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勝率は33%と低いです。
平均損益も0.16%のマイナスです。

4月第3週と比較すると、「勝率」「平均損益」ともに悪化しています。
これを見る限り、5月の連休に近づくにつれ下落している印象です。

 

次に、4月25日の翌営業日に買って、
5営業日目の引けで売った場合の検証をしてみました。
結果は以下の通りです。

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○勝率: 41.67 %
○平均損益(率): 0.96 %
○平均利益(率): 3.47 %
○平均損失(率): -0.83 %

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勝率は42%と低いものの平均損益はプラスです。

 

4月25日の翌営業日目に買って5営業日目の引けで売るのは、

ちょうどゴールデンウィーク突入前に買って、
ゴールデンウィークの間にある平日に売るということになるでしょう。

 

この結果を見る限り、

「連休に入る直前で買い、ゴールデンウィークが終わるタイミングで売る」

という方法は、利益になる確率が高そうです。

 

そこで4月25日の翌営業日に買って、
10営業日目の引けで売った場合も検証してみました。
結果は以下の通りです。

 

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○勝率: 75.00 %
○平均損益(率): 1.61 %
○平均利益(率): 3.17 %
○平均損失(率): -3.09 %

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いかがでしょうか?

この検証結果を見る限り、成績は良好です。
つまり、この方法は、統計的に見て有効だということがわかりました。

 

おそらくこれは、

「ゴールデンウィークに何か大きな出来事があって株価が下がるかもしれない」

という投資家心理が働き、多くの投資家が売りに走り、
4月第2週目以降は株価が下落する傾向にありながらも・・・

 

実際に、ふたを開けてみると、
ゴールデンウィークに何もなく、株価が買い戻されているということを意味しているのでしょう。

 

前回の記事でもお話ししましたが、
ここまで傾向がつかめていれば、この時期の戦略は立てやすいでしょう。

 

例えば、

○4月第1週が終わったらいったん保有している株式を売却しよう
○4月第2週目からは空売りを中心に考えよう
○ゴールデンウィークが直前に迫り株価が大きく下落したな。連休直前に買って連休明けに売却してみよう

 

ということが考えられるかもしれません。

 

昨日もお伝えしましたが、
裁量トレーダーの方は、この情報が一つ有効なものになるでしょう。

 

また、システムトレーダーであっても、
ある程度、傾向がつかめれば、心の準備として役立つでしょう。

ただし、基本的に、私たちシステムトレーダーは、
株価が上がろうが、下がろうが、淡々とトレードするだけですので、
あくまでも、一つの材料に過ぎないことでしょう。

4月の株式市場は、傾向が顕著にあらわれる月でしたので、
2回に渡り取り上げてみました。

5月の株式市場も同じように傾向を調べてみると、
案外面白いかもしれませんよ。

ぜひ、試してみてくださいね。

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西村 剛

Yahoo!ファイナンス 株の達人・証券アナリスト兼ファンドマネジャー・AllAboutガイド。 現在、30名の一流システムトレーダーを育成する特別プログラム講師に従事 (過去にも120名以上が一流システムトレーダーとして成長した実績がある) システムトレードを、全くの初心者でも分かりやすく、やさしい言葉を使うことから、受講生の成長度の高さや信頼を多く集める、教え上手な専門家。