あなたの得意な相場は?



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From;西村剛
東京の自宅より、、、

 

『さあ、才能に目覚めよう 』

あなたは、こんな言葉を聞いて、どう思いますか?

 

「才能と言われても・・・」
と思ってしまう方が、ほとんどでしょうか。

もしくは、、、
「自分は才能の塊ですよ~!」

と思っているかもしれません。

 

さて、今日はその才能の使い方といいますか、、、
システムトレードで起こしやすい間違いを一つお伝えしましょう。

ちなみに、『さあ、才能に目覚めよう 』という話ですが、
これは、コチラの本から抜粋しました。

 

ご存じの方も多いかもしれません。

数年前「カツマー」と呼ばれるほど、
一世を風靡した勝間和代さんが、どこかでオススメして
一気にベストセラーになった本です。

ずいぶん前から発売されていたのですが、
勝間和代さんがオススメしたことで、
なぜか、一気に世に広まった一冊です。

そして、この本の気になる内容ですが、
それはカンタンに言えば、

「人の強みを知り、その強みを伸ばそう!」

という話です。

 

日米の野球の違いが分かりやすいので、
野球のたとえで、話しましょうか。

日本人は、「弱点を克服」する発想です。

だから、バッターであれば「打てないコースを無くす」という考えで練習します。
また、打ち方も、セオリー通りに学びます。
そのようなこともあり、日本人バッターは、ほぼ同じフォームですよね。

 

一方、、、、
アメリカ人は、「強みを伸ばす」発想です。

だから、バッターは「打てるコースを、もっと打てるようにする」という考えで練習します。
打ち方は「自分が打ちやすいように構えろ」というやり方です。
そのようなこともあり、アメリカ人バッターは、フォームに個性がありますよね。

 

ということで、この本ですが、
「人の強みを知り、その強みを伸ばそう!」という話ですので、
アメリカ人バッターの発想が書かれています。

 

もう少し例えると、

日本のサッカーと、ブラジルのサッカーの違いですね。
日本のサッカーは、失点を抑えて勝とうとします。
一方、ブラジルのサッカーは、失点よりも得点を取って勝とうとします。

だから、ブラジルは、最近は違うようですが、
守備は捨て、攻撃に磨きをかける戦術でした。

このように、才能には得意、不得意があります。

 

そして、勝負ごとに勝つには、
不得意分野を無くして、そつなくこなせるようにして勝つ方法と、
不得意分野をカバーできるほど、得意分野を伸ばして勝つ方法があります。

 

そういった意味では、この本は、これまで日本人には感覚のない
「不得意分野をカバーできるほど、得意分野を伸ばして勝つ方法」だったのでウケが良かったのでしょう。

 

さて、この話ですが、
実は、システムトレードで案外間違いやすいことと似ています。

あなたは、それが何だか分かりますか?

ちょっと考えてみましょう。





いかがですか?
何か、思いつきましたか?
さすがに、ちょっと難しいので、答えを言いましょう。

 

その間違いやすいこととは、

「売買ルールを作り過ぎてしまう」ということです。

やはり、私たち日本人は、根本的に「不得意分野をなくす」という発想があります。
こればかりは、DNAレベルの話でしょうから、仕方がありません。

だから、一つの売買ルールを作って、
その売買ルールに、穴を見つけてしまうと、
「他の売買ルールを、たくさん作って不得意分野をなくす」ことをします。

もちろん、これは発想としては間違っていません。

中上級者の皆さんは、この発想が必要です。

これはマルチストラテジーの根本的考え方ですので
戦略的にやっていれば、全く問題ありません。

 

ただ、間違えてはいけないのが、
まだ始めたばかりの方や、初級者の皆さんです。

もちろん、ゆくゆくは複数の売買ルールを運用する
マルチストラテジーの発想は必要です。

でも、はじめの段階から、それはやる必要はありません。

まずは、自分の「強み」となる売買ルールを作ることに専念するのが良いのです。

そして、その売買ルールを伸ばすことに集中するのが良いでしょう。
私たちトレーダーには、得意な相場と、不得意な相場が存在します。

例えば、、、

○順張り型の売買ルールでトレードしているのであれば「2013年のような上昇相場」
○逆張り型の売買ルール出トレードしているのであれば「2009年のリーマンショックのような暴落相場」

というように得意な相場が存在します。

それを、頑張って不得意な相場でも利益を上げようと
焦って売買ルールを作っても、非常に苦労するものです。

仮に、あなたが暴落相場を得意だとしましょう。
そして、なかなか、暴落局面が来なく、順張りの売買ルールが必要だと思ったとします。

 

そのとき、あなたはどうするでしょうか?

もちろん、運用中の逆張りの売買ルールの完成度が高く
そろそろ、2つ目の売買ルールが必要であれば、順張りを作りにいっても良いかもしれません。

しかし、、、

もし、まだその逆張りにやれることがあったら
あえて、不得意な順張りを手を出さず、強い逆張りに磨きをかけると言うのも選択の一つなのです。

 

今回の話は、ちょっと抽象的なので分かりにくいかもしれません。

ただ、発想として持っていると良いと思ったので
あなたにお話ししました。

もちろん、不得意な部分を克服するために
複数の売買ルールで運用するマルチストラテジーを選択するのは良いことです。

ですが、、、

これは、あくまでも、1つの売買ルールの完成度が高いときの話です。
単に、「マルチストラテジーが良いらしい」という話を聞いたから、
すぐに飛びつくのだけは、避けましょう。

そういったときほど、

「自分の強みは何か?」
「もっと伸ばせるところはないか?」

こんな発想を持つと、新しい視点が生まれ、利益を伸ばすことができるかもしれませんよ。

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西村 剛

Yahoo!ファイナンス 株の達人・証券アナリスト兼ファンドマネジャー・AllAboutガイド。 現在、30名の一流システムトレーダーを育成する特別プログラム講師に従事 (過去にも120名以上が一流システムトレーダーとして成長した実績がある) システムトレードを、全くの初心者でも分かりやすく、やさしい言葉を使うことから、受講生の成長度の高さや信頼を多く集める、教え上手な専門家。