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From；西村剛
八丁堀の事務所より、、、
昨日、20日の日本株市場が
大きく反発しました。
ですが・・・
この反発は、単純に喜んでも良いのでしょうか？
ムダにあなたの危機感を煽るわけではないですし、
先日「株価上昇の2つの明るい材料」も紹介したので、
変に何かを忠告しようとしているわけではありません。
ただ。。。
私が、トレンドの変化や底値を確認するのに使用している
【株価位置（200日）80％以上の銘柄数】
を確認すると、まだ手放しでは喜べないかもしれません。
これから、その理由について
お話ししましょう。
昨日の日経平均株価は、
前日比+3.98％の15112円23銭、
東証マザーズ指数は
前日比+4.35％の866.38ポイントで終了しました。
昨日の日本株が大きく反発した理由は、
先週末の欧米株式市場が大きく上昇したからです。
欧米株式市場が大きく上昇したことを受けて、
20日の外資系証券寄付き前動向も
↓
http://www.traders.co.jp/domestic_stocks/domestic_market/foreign_funding/foreign_funding.asp
（『外資系動向:日本株 – トレーダーズ・ウェブ(株式情報、ＦＸ情報)』より引用）
も小幅ながら2日連続で買い越しです。
おそらく・・・
このまま日本株が上昇するかどうかは、
欧米の株式市場が本格的に上昇するかどうかにかかっているでしょう。
ですので、まだはっきりとは言えないながらも、
この反発で、株式市場は落ち着きを取り戻すのではないでしょうか。
ただ、、、
この反発によって、株価が以前の水準に戻るか？
と言われると、それはまだの可能性が高いです。
私が日々確認している「株価位置（200日）80％以上の銘柄数」は、
○10月17日： 113銘柄
○10月20日： 262銘柄
という数字が確認できます。
ちなみに、2014年2月の暴落時は、
底値をつけた2月4日が133銘柄、2月5日が158銘柄で、
その後いったん高値を付けた2月12日には478銘柄まで回復しています。
また、2014年8月の暴落時は、
底値を付けた8月8日が493銘柄、8月11日が669銘柄、
その後いったんの高値を付けた8月25日には 1027銘柄まで回復しています。
ということは、、、
この「株価位置（200日）80％以上の銘柄数」を見る限り、
今回の暴落は2014年2月の暴落に似ている可能性が高いでしょう。
この2014年2月の暴落時は、
底値だった2月4日から、
株価が25日移動平均線まで回復するのに14営業日かかりました。
あくまでも統計上の話ですが、
今回の暴落が同様と考えるのであれば、
株価が回復するのは「11/7（金）」が目安になるでしょう。
システムトレーダーのあなたにとっては、
おそらく、今チャンスを迎えていると思います。
また、株価がこれから上がろうが、下がろうが関係ないでしょう。
だから、このような情報はあまり必要ないかもしれません。
ですが、、、
システムトレードは、私が使う
【株価位置（200日）80％以上の銘柄数】
などの指標によって、株式市場の分析にも使えます。
やはり、何だかんだいって市場の動きが気になるのがトレーダーの性です。
また、システムトレーダーでも市場の動きが分かれば、
次に機能する売買ルールなどが分かり、色々な準備をすることができるでしょう。
システムトレードは、このように利益を上げる道具以外にも、
市場分析の道具としても使えます。
ぜひ、あなたも私と同じ指標でも良いので、
チャレンジしてみると面白いでしょう。
このようなことをしていると、
売買ルールのアイデアが生まれることもありますからね。
■追伸
本気で一流システムトレーダーに
なりたいあなたは、まずこれを読むのが良いかも。
というより、、、あなたは、もう読んでいますよね？
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西村 剛
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