来週の日本株の動向は?



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From;西村剛
東京の自宅より、、、

 

昨日の記事『含み損がある人必見』を
見ても分かるように、日経平均株価だけ見ても、
ずいぶんと株式市場が乱高下しています。

ただ、そろそろ状況が変わったかもしれません。

また同時に、これからの日本株がどうなるか、
これについてのポイントも見えてきました。

今日は、データを中心に見て、
日本株の現状と、これからのポイントについて
腰を据えて解説しましょう。

 

まず、、、

確認したいデータがコチラです。
10月第3週の投資主体者別売買動向が発表されました。

http://www.traders.co.jp/domestic_stocks/stocks_data/investment_3/investment_3.asp
(『投資主体別売買動向:日本株 – トレーダーズ・ウェブ(株式情報、FX情報)』より引用)

日本株の動向を左右する「海外投資家」から見てみましょう。

「4076億円の売り越し」です。

第2週に続いて大きく日本株を売り越しています。

 

一方・・・

個人投資家は、3874億円の買い越し、
信託銀行も、1894億円の買い越し

です。

10月第3週までの動向としては、
第2週に続き「海外投資家売りの個人・信託銀行買い」でした。

10月第3週は、日経平均株価は約5%下がっています。

 

ということは、
株式市場全体が、海外投資家の売りによって下落する中、
個人投資家と信託銀行が積極的に買っている様子が分かるでしょう。

そして、

そのような状況の中、10月第4週は、
日経平均株価が「約5%上昇」しました。

おそらく、この上昇で、
10月第3週に買っていた個人投資家は、利益になり、
個人投資家の投資意欲はやや改善されたことでしょう。

 

では、次に「海外投資家」の動きを
もう少し詳しく見てみましょう。

 

彼らは、10月第3週まで、日本株売りが鮮明でした。
しかしながら、、、
日々公表される外資系証券寄付前動向を確認すると

http://www.traders.co.jp/domestic_stocks/domestic_market/foreign_funding/foreign_funding.asp
(『外資系動向:日本株 – トレーダーズ・ウェブ(株式情報、FX情報)』より引用)

22日から24日まで、株数ベースですが「買い越し」でした。

これを見る限り、直近では、
海外投資家の日本株売りは、弱まった可能性が高いでしょう。

 

また、もう一つ確認したいのが、
米国株のリスクを現すVIX指数(恐怖指数)です。

http://www.bloomberg.co.jp/apps/quote?T=jp09/quote.wm&ticker=VIX:IND
(『CBOE SPXボラティリティ指数 VIX 指数(インデックス)詳細 – Bloomberg』より引用)

このVIX指数(恐怖指数)も、
過去のボックス圏まで戻っています。

これを見る限り、米国株も落ち着きを取り戻したでしょう。

 

よって、9月末から始まった米国株の暴落は、
いったん終わっただろうと考えています。

 

では、これから日本株がどうなるか?

やはり、これからの日本株の動向のカギは、
「海外投資家」が握っています。

彼らが、再度日本株「買い」に転じるかどうかがポイントでしょう。

 

では、何があれば彼らは「買い」に転じるのでしょうか?

それは、

「安倍政権が景気対策や消費税増税延期」

などの対策を打ってくることが一番だと思われます。

 

今のところ、その可能性は低いかもしれません。
しかし、サプライズがあった場合は、
再度年初来高値更新があってもおかしくはありません。

それくらい、安倍政権の対策が重要になってくるでしょう。

だから、ある意味、日本株の動向は、
安倍政権が握っていると言っても良いかもしれません。

 

ただ、これまで色々を動向についてお伝えしてきましたが、
いつも通り、私たちシステムトレーダーは、
市場の動向に関係なく、シグナル通りに
トレードを続けるだけです。

だから、これまでの話は関係ないと言えば関係ありません。

 

ですが、、、

そうは言っても、波乱尽くしの株式市場でしたので、
そうはいっても、気持ちが落ち着かずトレードを続けていた
システムトレーダーも多いでしょう。

ただ、これからは安心してトレードする環境が整いつつあります。

だから、ここからは
もう一度気持ちを落ち着かせて、平常通りトレードを続けると良いでしょう。

もしかすると、変に裁量を入れて
トレードしようと思った瞬間もあるかもしれません。

でも、それではシステムトレードになりませんので、
きっと、あなたはしっかりと、不安と闘いながら乗り切ったことでしょう。

もし、そうれであれば、それはきっと将来の利益につながるはずです。

これからはもっと安心してトレードできるはずですので、
ぜひ、着実に利益を上げていきましょう。

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西村 剛

Yahoo!ファイナンス 株の達人・証券アナリスト兼ファンドマネジャー・AllAboutガイド。 現在、30名の一流システムトレーダーを育成する特別プログラム講師に従事 (過去にも120名以上が一流システムトレーダーとして成長した実績がある) システムトレードを、全くの初心者でも分かりやすく、やさしい言葉を使うことから、受講生の成長度の高さや信頼を多く集める、教え上手な専門家。

2 件のコメント

  • 西村先生

    いつも参考になるブログを有り難うございます。
    先日からブログを拝見するたびに気になっていることがあります。

    海外投資家と信託銀行と個人の同行で、たとえば

    海外投資家は、4076億円の売り越し
    個人投資家は、3874億円の買い越し、
    信託銀行も、1894億円の買い越し

    10月第3週は、日経平均株価は約5%下がっています。

    とありますが、単純に考えると買い越しが多い。にも関わらず下落している
    という見方をしてしまいます。

    売り越し・買い越しの合計と株価の動きが合わないのはどういうことなので
    しょうか。

    私にも理解できるように書いていただけると助かります。
    よろしくお願いいたします。

    • top さん

      こんにちは、
      システムトレードの達人 サポートセンターです。

      このたびはコメントを頂き、ありがとうございます!

      投資主体者別売買動向のご質問につきましてですが
      買い越しになっていても、どの銘柄をどれ位買い越ししているかは分からないため、
      必ずしも日経平均株価に採用している銘柄を買い越ししているとは限りません。

      日経平均株価に採用している銘柄を買い越ししておらず、
      それらの銘柄の株価が下落しているようでしたら、日経平均株価は下落します。

      また、日経平均株価に採用されている銘柄でも
      日経平均株価に大きく影響を与える銘柄と小さな影響しか与えない銘柄もあります。

      このように日経平均株価に与える影響度合いも
      銘柄によって異なることもその要因のひとつと言えます。

      以上となりますが、「どの銘柄をどれだけ買い付けしているかが分からないこと」や
      「日経平均株価に採用されている銘柄でも、日経平均株価に与える影響度合いが異なること」が
      要因となっています。

      これからも引き続き、株式投資ニュースのブログを楽しみにご覧下さいね!

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