日経平均株価の急騰はホンモノか?



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From;西村剛
八丁堀の事務所より、、、

 

『祝!!日経平均 7年ぶりに1万7000円台!』

ともいわんばかりに

昨日は、ちょっとした
お祭りのようでしたね。。。

各種メディアを見てみると、
そんな見出しばかりでした。

 

さて、この株価上昇ですが、

あなたは、このお祭りのように
「喜んでいる一人」でしょうか?

それとも、、、
もう一方でしょうか?

 

おそらく・・・

大半の投資家は、
この日経平均株価の上昇に
諸手を挙げて喜んでいるかもしれません。

いわゆる投資家マインドが
上がっていることでしょう。

 

しかし・・・
私はと言うと・・・

先週に引き続きですが、

「う~ん、どうかな?」と、そんな気持ちです。

もちろん、日本経済のことを考えれば、
この上昇は、数字だけ見れば、喜んでいいことだと思います。

ですが、、、
あくまでも、トレーダーとしてみると、

「う~ん。。。」

と考えてしまうのです。

 

一体、それはなぜでしょうか?

ぜひこのことは、
あなたとしっかりと共有したいので、
これから、その理由をお話ししましょう。

もし、この情報を共有していないと、
このお祭りムードに負け、

近い将来、あなたが痛い目を見てしまう可能性がありますから・・・

 

では、私が「う~ん。。。」と考えてしまう理由を話すにあたり、
一度、昨日の株式市場の動きを確認しておきましょう。

昨日(11/4)の日本の株式市場は、
続伸しました。

日経平均株価は、
前日比2.7%プラスの16862円47銭、

東証マザーズ指数は、
前日比2.6%プラスの907.40ポイント

で終了しています。

 

株価が上昇したのは、
次の2つが考えられます。

○先週発表された日銀の追加金融緩和政策を好感した買いが引き続き入ったこと

○為替が1ドル114円台まで円安が加速し、輸出 関連企業を中心に株価が上昇したこと

この2つが大きな要因でしょう。

 

ただ・・・

私の印象では、昨日の株価上昇は、
思ったほど、強いものではありませんでした。

そう感じた理由は、2つあります。

 

1つ目は、

○昨日の株式市場は、寄り付きこそ高く始まったもののその後は小幅ながら下落したこと

です。

さすがに、急ピッチで上げ過ぎたようです。
だから、いったん利益確定の売りに押されてしまったのでしょう。

 

2つ目は、

○東証2部指数やJASDAQ指数の出遅れ

です。

これは、先週の上昇の際も、
私が危惧していた部分でした。

 

日経平均株価のお祭りムードはやめにして、

『東証2部指数、ジャスダック指数』

を冷静に見てみてください。

日経平均株価や東証マザーズ指数が
2.6%上昇しているのに対し、

/////////////////////////////////

◎東証2部指数は1.1%の上昇
◎ジャスダック指数は1.2%の上昇

/////////////////////////////////

に留まっています。

半分以下の上昇率です。

 

そうですね、

優秀なトレーダーであるあなたであれば
もう、この数字を見れば分かると思いますが、、、

ここ先週からの大幅上昇は、
日経平均株価指数採用銘柄のような「大型株に限定」されているのです。

大型株を中心の人は、利益が上がっているかもしれませんが、
そうではないあなたは、日経平均株価の上昇ほど
利益が出ていないかもしれません。

 

だから、、、
今回の上昇は思ったほど強くないのです。

日経平均株価に関しては、
この2日間で、「1200円超」の株高です。

そして、この7年ぶりに「17000円台」という
お祭りとも言えるムード。

それを考えると、

日経平均株価が、さらに

プラス300円!

プラス500円!

と上昇すると思ってしまう人もいるかもしれません。

 

もちろん、優秀なトレーダーであるあなたであれば、
そんなカンタンには考えないと思いますが、

やはり、そのようにこれからも上昇するのは、
難しいのではないかと、私は考えています。

むしろ・・・
ここが注意ですが、

この急ピッチで、上げ過ぎた反動で、

「ズドーン!」

と短期的な調整が入ってもおかしくないと、
私は考えています。

だからこそ、
あなたには、その「ズドーン!」となったときに、
慌てて何をして良いか分からくパニックにならないよう、

この情報を共有しておきたかったのです。

 

では、もし私の危惧することが現実になった場合、
私たちシステムトレーダーは、どのように対応すれば良いのでしょうか?

もちろん。。。

株価の動きは、私たちには関係ありませんので、
厳密に言うと、「ズドーン!」となったからといって
何がどうこうというのはありません。

そんなときも、

シグナル通り、売買するだけです。

 

ですが、、、

注目の戦略だけ、お伝えしておくと、
やはり、このような場面に有効なのが、

「押し目買い」

です。

 

日銀による追加金融緩和政策は、
株価にとっては短期的には確かにプラスです。

また、GPIFによる日本株買い期待もあります。

今回の株価急騰で、日経平均株価のトレンドは
「上昇トレンド」に再びなりました。

しかし。。。

短期的に急騰し過ぎたので、
一時的な下落は、おおいに考えられます。

 

ということは、

優秀なトレーダーであるあなたであれば、
すでにピンときているように、

上昇トレンドの中での短期的な下落ですので、
押し目買いが有効なのです。

 

もしかすると、システムトレーダーのあなたは、
心情的には、

「日経平均株価の上昇ほど、利益が上がってないな」

という部分があるかもしれません。

ですが、今の状況をふまえると、
来るべくチャンスが目の前にあるでしょう。

だからこそ、
いつも通り、虎視眈々とそのチャンスを待ちましょう!

 

ちなみに・・・

システムトレーダーでないあなたは、
この情報をもとに、次の株価の動きに、どう備えるかが重要でしょう。

この日経平均株価の急騰のお祭りムードに
淡い期待を抱き、調整があることが分かっていながらも、
気にせずトレードを続けるか?

それとも、、、

システムトレーダーのように
市場を冷静に見て、着実に利益の上がる場面を虎視眈々と狙うか?

全ては、あなたの選択次第です・・・

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西村 剛

Yahoo!ファイナンス 株の達人・証券アナリスト兼ファンドマネジャー・AllAboutガイド。 現在、30名の一流システムトレーダーを育成する特別プログラム講師に従事 (過去にも120名以上が一流システムトレーダーとして成長した実績がある) システムトレードを、全くの初心者でも分かりやすく、やさしい言葉を使うことから、受講生の成長度の高さや信頼を多く集める、教え上手な専門家。