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From；西村剛
東京の自宅より、、、
「12月中旬から新興市場上昇か？」
そんな動きが日本の株式市場に出てきました。
これは、個人投資家であり
システムトレーダーである私たちにとって、
見逃せない情報かもしれません。
もちろん、、、
システムトレーダーたるもの、
その根拠もあります。
その根拠をお話しする前に、
昨日の日本の株式市場を振り返っておきましょう。
昨日（12/5）の日本の株式市場は、続伸しました。
日経平均株価は、
前日比0.1％プラスの17,920円45銭、
東証マザーズ指数は、
前日比1.6％プラスの983.89ポイント
で終了しています。
日経平均株価はマイナスで始まりました。
しかし・・・
為替が1ドル120円に達したことを受け、
後場に入り輸出関連企業の株価が上昇しました。
その影響から、日経平均株価はプラスに転じました。
また、、、
個人投資家に人気の「（3765）ガンホー・オンライン」が
ストップ高をつけるなどを好感して
新興市場に資金が流入し、
東証マザーズ指数は大きく上昇しました。
この株価動向を見ると、
短期資金が「大型株から東証2部銘柄、新興市場」にシフトしつつある
のではないかと感じました。
そこでこの感覚が正しいか、
いつも確認している、
11月第4週の東証一部投資主体者別売買動向を見てみました。
すると・・・
○海外投資家が1188億円の売り越し
○個人投資家が1853億円の売り越し
でした。
外国人投資家、個人投資家が売る一方、
○信託銀行が2175億円の売り越し
でした。
つまり。。。
大型株に関しては、個人投資家、外国人投資家が売り、
信託銀行が買い支える構図ということです。
この数字だけを見ると、
いつも、しっかりこの指標を確認しているあなたは、
「外国人投資家が売り越しているので、
相場が崩れる恐れがあるのではないかな・・・」
と思ってしまうかもしれません。
ですが、、、
海外投資家の他市場での動向をみると
○東証2部 9億円の買い越し
○東証マザーズ 26億円の買い越し
○JASDAQ 43億円の買い越し
ということが分かります。
つまり・・・
これを見る限り、外国人投資家は、
「大型株を利益確定し、出遅れ感のある東証2部や新興市場の銘柄に資金がシフトしている」
のではないかと考えます。
ということは、
ここで考えられるのが「12月中旬から新興市場上昇」するのではないかということです。
例年、中旬から後半にかけては
新興市場が強い傾向にあります。
やはり、各指標が示すように、
そのような傾向が今年も同様にできつつあります。
この傾向が分かれば、
優秀なシステムトレーダーのあなたであれば、
きっと、良い戦略が思いついたり、売買ルールの改良につなげることができるでしょう。
今回は、あえて何も言いません。
ぜひ、この情報をもとに、
自分の考えたアイデアで、色々試してみてはいかがでしょうか？
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西村 剛
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