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From；西村剛
八丁堀の事務所より、、、
今日は、
システムトレーダーらしからぬ話をしましょう・・・
その名も
「感覚トレーニング」
ねっ？システムトレーダーらしからぬ話ですよね(笑)
でも、、、
実は、システムトレーダーも感覚は重要です。
なぜなら・・・
それは、売買ルールのアイデアを出すのに使うからです。
おそらく、多くのシステムトレーダーは、
サンプルの売買ルールや、いわゆる型をもとに
改良を重ねて、自分の売買ルールを作成しているでしょう。
ただ、、、
一部の人は、
「チャートリーディング」
などをして、ゼロから売買ルールを作成しています。
だから、
あの斉藤正章さんも、チャートリーディングの精度を上げるために、
この感覚トレーニングはしていると聞いています。
斉藤さんは、
チャートを半分隠して、
その後、チャートがどのように動くかを想像して
その感覚が正しいか、正しくないか見ながらトレーニングするようです。
システムトレードも
結果的には、がちがちに統計データに抑えられたものですが、
アイデアの発想だけは、そうはいきません。
だから、感覚を鍛えることも重要なのです。
さて、早いもので今年もあと2週間を切りました。
そこで、この感覚トレーニングの話をふまえつつ、
2015年の投資戦略について私の見解をお伝えしましょう。
2015年前半は、
比較的株価が上がりやすい環境が整っていると考えています。
その理由は、
○日銀による金融緩和が続くなか、REITやETFの購入で株価の下支えが期待できる
○GPIFによる日本株の継続購入も期待できる
この2点です。
これだけでも、十分に
株価の下支え効果はありそうです。
加えて、、、
直近では売り越している外国人投資家が
日本株の買い越しに転じる可能性があります。
また、個人投資家が2014年初めくらいに戻ってきた場合、
日経平均株価は20,000円から25,000円を
付けてもおかしくはないと考えています。
ただし、、、確率は30％程度でしょう。
しかも、これは楽観的な観測です。
さて、ここからが感覚トレーニングです。
では、この予測を楽観ではなく中立的に考えてみると、
日銀やGPIFは日本株を買うけれども、
外国人投資家はここぞとばかりに日本株を売り、
個人投資家の勢いはさほど回復しない・・・
こういった可能性も50％くらいはありそうです。
この場合、
日経平均株価は「15,000円から17,000円」程度で
推移するのではないでしょうか。
悲観的に考えると、
日銀やGPIFは日本株を買うけれども、
外国人投資家はここぞとばかりに日本株を売り、
個人投資家も保有する株をどんどん売る・・・
景気悪化が鮮明になった場合、
このシナリオもありそうです。
この場合、
日経平均株価は「13,000円から15,000円」程度で
推移するのではないでしょうか。
もちろん、私の予想はあまり当てにはしないでほしいのですが、
大事なのはこれからお話しする考え方です。
仮に
○30％の確率で日経平均株価が20,000円になり
○50％の確率で日経平均株価が15,000円になり
○20％の確率で日経平均株価が13,000円になるとすると
平均では、、、
○20,000円×30％＝6,000円
○15,000円×50％＝7,500円
○13,000円×20％＝2,600円
◎6,000円+7,500円+2,600円＝16,100円です
今の日経平均株価は、16,800円です。
ということは、
株式市場は私の予想よりも楽観的な数字だと言えそうです。
ただ、今回私が示した数字はあくまでも私の感覚です。
ですので、
ぜひ同様の予想をあなたもやってみると良いでしょう。
それが、まさに感覚トレーニングなのです。
このようなことをすると、
あなたの感覚と株式市場の乖離がどれくらいあるか分かります。
その乖離が分かれば、
徐々に、あなたの感覚と現実は近づいていくことでしょう。
そうなれば、
あなたの新しい売買ルールの発想で
かなり精度の高いものができるのではないでしょうか。
ぜひ、システムトレーダーのあなただからこそ、
この感覚トレーニングを実践してみましょう！
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西村 剛
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