12/29のデイトレは利益拡大のチャンス?



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From;西村剛
八丁堀の事務所より、、、

 

「デイトレモード突入!!
この休みを利用してデイトレードで利益を上げます☆
(しかも、パソコンのモニター画面、何枚もある写真付きで。。。)」

 

なんてことが、、、
去年の年末、facebook上で何件も見られました。

おそらく、
今年も例外なく、このような人が見られるでしょう。

 

システムトレーダーである、私たちは関係ない話ですが、
多くの個人投資家は、

 

利益が上がらないのは・・・

「日中株価が見られないからだ!」
「上がりそうな銘柄が見つからないからだ!」
「アナリストの言うことが当たらないからだ!」

などなど、ひどく誤った思い込みをしています。

 

特に、多いのは、

「日中株価が見られないからだ!」

です。

 

だから、裏を返せば

「日中株価を見続けることができれば、利益は上がる!」

と確信している人が多いのです。

 

そんなこともあり、
年末に多いのが、

「仕事が休みだし、29日、30日は、
いつもは仕事でできないデイトレでもしてお年玉を稼ごうか!」

などという発想なのでしょう。

 

ただ、これあなたはどう思いますか?

本当に、この年末にデイトレードをすることは、
利益につながるのでしょうか・・・

 

特に今年は、昨日(12/24)の株式市場を見る限り
日経平均株価が大きく上昇しています。

日経平均株価は、
前日比1.2%プラスの17854円23銭、

東証マザーズ指数は、
前日比2.1%マイナスの866.96ポイント

で終了しました。

 

東証マザーズ指数は、
ミクシィの下落したことが要因ですが、

日経平均株価は、
12/8に付けた年初来高値18030円83銭まで
あと1%の水準まで株価を戻しています。

 

株価が上昇した要因は、
米国株式市場が23日に、終値ベースで18000ドルを達成し、
年初来高値を更新したことが考えられます。

また、為替が1ドル120円台を回復したことから
輸出関連企業の株価が上昇したことが挙げられます。

 

このような流れをくんでいますので、

年末まで残り4営業日ということを考えると、
大納会の日に年初来高値を更新して
終了ということも考えられるでしょう。

 

そのような雰囲気のする株式市場ですから、
特に、今年の年末は、仕事の休みを使って、
デイトレードで儲けよう!と考える方も多いでしょう。

 

ただ、、、
カンの良いあなたであれば、もう察しているでしょう。

 

そうです、

これまでの話の雰囲気からお分かりのように、
この行為だけは、

「地獄への階段」

ですので、絶対にやらないほうが良いでしょう。

 

そもそも、
私たちシステムトレーダーにはない発想なので、
あなたは問題ないと思いますが、

「利益が上がらないのは日中株価が見られないからだ!」

「日中株価を見続けることができれば、利益は上がる!」

という摩訶不思議とも言える論理です。

 

もちろん、日中株価を見続けて利益を上げている
トレーダーもいるでしょう。

ですが、そのような人は、
しっかりと、デイトレード用のノウハウを持っています。

 

ですが、、、

「日中株価を見続けることができれば、利益は上がる!」を思い込んでいる人は、

 

はっきり言って、
そこに「ノウハウ」は存在しません。

 

存在するのは、

「カン」

です。

 

つまり、今あなたがしようとしているデイトレードは、

単なる「ギャンブル」だということです。

 

ましてや、
システムトレーダーのように、そのデイトレが
何%の確率で勝てるのかなど分かっていることはないでしょうから

ただ、ひたすらカンだけを頼りに、
デイトレードを繰り返すわけです。

 

それって、どうですか?
あなたは、利益が上がると思いますか?

きっと、負けトレードが先行するか、
一発利益が上がったとしても、他の負けトレードで

トントンになるか、完全なマイナスになるでしょう。

 

システムトレーダーのあなたであれば、
重々承知している思いますが、
株式市場は、カンで利益が上がるほどカンタンな世界ではありません。

 

ましてや、
いつもやっていない方法で立ち向かう訳ですから、
利益を上げることは難しいはずです。

 

言うなれば、
オーバースローの投手が、
急にアンダースローにして試合に挑むようなものです。

中には、それが功を奏す投手もいるかもしれませんが、
やはり、ファームを変えた時点で
しっかりと準備をしない限り、結果はでないでしょう。

 

だから、

普段やらないデイトレードをいきなりすることは、
危険だということです。

 

もし、デイトレードをするならば、
その期間を勉強の時間に費やしたほうが、よほど利益になるでしょう。

これまで読んだ本を読み返したり、
参加したセミナーのメモを読み返したり、

システムトレーダーであれば、
売買ルールを改良したりと・・・

その方が、確実性が高く、あなたの利益につながるでしょう。

 

そして、それがあなたの2015年の成功につながることでしょう。

だから、もしあなたが、
そろそろ迫ってきた仕事の休みに・・・と考えていたら、

あなたの取るべき行動は、決まりましたよね?

あとは、あなたの選択次第です・・・

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西村 剛

Yahoo!ファイナンス 株の達人・証券アナリスト兼ファンドマネジャー・AllAboutガイド。 現在、30名の一流システムトレーダーを育成する特別プログラム講師に従事 (過去にも120名以上が一流システムトレーダーとして成長した実績がある) システムトレードを、全くの初心者でも分かりやすく、やさしい言葉を使うことから、受講生の成長度の高さや信頼を多く集める、教え上手な専門家。