日本株、ここから本格的に反発か?



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From;西村剛
八丁堀の事務所より、、、

 

「逆張りのシグナルが出て、ガッツポーズです!」
「含み損でフルポジションになりました!」
「数日後が楽しみです!」

と、、、

ここ数日、あれだけ各種メディアでは

「下落が止まらない!」
「株価は上がるのか?下がるのか?」
「さらに暴落がある!」

などなど、憶測のようなものが飛び交い、
世の中の個人投資家の危機感を妙にあおっていましたが・・・

 

私のところには、
システムトレーダーの皆さんから、

あのような世間の個人投資家とは、
逆行した連絡を多数いただきました。

 

というように・・・

私たちシステムトレーダーは、
世間の個人投資家とは、全く別世界のここ数日でしたね。

それこそ、ポジションの空いていた人は、

「もっと下がれ!」
「暴落しろ!」

などと、周囲から見れば、不謹慎極まりない考えを
していたのではないでしょうか。

 

さて、この連日続いた暴落ですが、
ようやく落ち着きを取り戻しました。

ただ、この状況が本当に続くのか?
気になるところでしょう。

 

そこで、昨日の株式市場を振り返りましょう。

昨日(8/26)の日本株市場は反発しました。

日経平均株価は、
前日比3.2%プラスの18,376円83銭、

東証マザーズ指数は、
前日比 7.2%プラスの772.25ポイント

で終了しています。

 

やはり、私が確認する指標の通り、
短期的には、昨日で日本株が底を打ったと判断できるでしょう。

確認している指標である
「逆張りに該当するシグナルの銘柄数」も
昨日(8/26)時点で、「17」になりました。

直近の推移を見ると、
以下の通りです。

 

///////////////////////////

○8/21(金) 6銘柄
○8/24(月) 178銘柄
○8/25(火) 274銘柄
○8/26(水) 17銘柄

///////////////////////////

 

銘柄数が、いったん100銘柄を下回りました。

この指標を見る限り、少々残念ではありますが、
昨日まで続いた、絶好の買い場は終了したでしょう。

では、今示す「17」という銘柄は
どのような状況なのか?ですが・・・

昨日からは、暴落の回復中だと言えるでしょう。

ですので、短期的に見れば、
連日の暴落は止まり、株価は適正なところまで回復するでしょう。

裁量でトレードしている個人投資家の皆さんも、
ようやくこれで落ち着きを取り戻せるかもしれません。

 

では、、、
私たちシステムトレーダーは、
ここから、何をすればよいのでしょうか?

 

もちろん、それは決まっていますが、

「シグナル通りに手仕舞いする」

ということです。

 

ここから、逆張りで買い付けた銘柄が、
一気に「売りシグナル」に変わり始めます。

 

ただ・・・
そのとき、あなたはこう思うかもしれません。

「自分の感覚では、もう少し上がりそうなのに・・・」と。

 

でも、ここは欲をかかず、
しっかりと利益確定すべく手仕舞いをしましょう。

よく勘違いされてしまうのですが、
逆張り戦略は、何でも良いから安くなった銘柄を買い付けるわけではありません。

 

あくまでも、
「『適正株価』よりも下落した銘柄を買い」

そして、
「『適正株価』に戻る瞬間に利益を確定する」

戦略です。

 

それを、単純に言葉だけ捉えている人は、
「適正株価」ということを考えず売買してしまうので失敗してしまうのです。

だから、理論的に考えれば、
株価は需給バランスで成立しているので、
適正株価以上に株価が上がって回復するのは
見込めないはずです。

 

ですが、、、

逆張りで失敗する人は、
その適正株価の概念を忘れ・・・
というより「シグナルの奴隷」をやめてしまい・・・

もっと上がるのではないかと思って、
シグナルを無視して持ち続けてしまい、
せっかく出た含み益が、また含み損に戻り
結局、損失になってしまうのです。

 

売りのシグナルが出るタイミングは、
「統計的に見て、有利なとき」です。

だから、それをしっかりと頭に入れ、
その通りに売買しましょう。

 

余談ですが・・・

おそらく、この記事を読んでいる裁量トレーダーの皆さんは、
「底を打って回復するなら、今が買いのタイミグだな」と思うかもしれません。

 

しかし、、、

私たちシステムトレーダーのように、
暴落の過程で買っていないで、今のタイミングで買うのは
非常に危険でしょう。

カンタンに言えば、
美味しいところ取りは、難しいということです。

しかも、今のタイミングは、
私たちシステムトレーダーが、「一番利益になる可能性が高い」と言って、
「株を売る」タイミングなのですからね。

統計的に見て、利益になりやすいタイミングの今に、
株を買おうとするのは、冷静に考えると、
損への道を歩むと言っても過言ではないでしょう。

 

では、私たちシステムトレーダーは、
いつも通り「シグナルの奴隷」のごとく、シグナル通りに売買し、
このチャンスに着実に利益を積み上げていきましょう!

それが、私たちの求める成功に近づく
最短ルートですからね。

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西村剛 著 斉藤正章 監修

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西村 剛

Yahoo!ファイナンス 株の達人・証券アナリスト兼ファンドマネジャー・AllAboutガイド。 現在、30名の一流システムトレーダーを育成する特別プログラム講師に従事 (過去にも120名以上が一流システムトレーダーとして成長した実績がある) システムトレードを、全くの初心者でも分かりやすく、やさしい言葉を使うことから、受講生の成長度の高さや信頼を多く集める、教え上手な専門家。