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From；西村剛
八丁堀の事務所より、、、
「相場観」
もし、これがつけば、
あなたにとって理想のトレード法や
投資法ができるかもしれませんよね。
きっと、優れた売買ルールを持つよりも、
苦労せずに「今日はアレだ！」と、
莫大な利益が上げられるでしょう。
とはいえ、、、
「相場観」をつけることは、
勉強と鍛錬？、努力と時間？が必要なのかどうなのか分かりませんが、
とても大変な道を歩むことになるでしょう。
もしかすると、
今はシステムトレーダーのあなたも、
過去に、この相場観を付けようと努力していたかもしれません。
でも、、、
何から始めて良いか分からず、
勉強する手が止まってしまったり、
本を読むのが止まってしまったりしたことが
あるかもしれませんよね。
たとえ、
がんばって、その相場観を付けても、
それが百発百中であることは約束されず、
過去にイライラした経験があるかもしれません。
だからといって、
いわゆる「相場師」と呼ばれるような人を見つけ、
その人の情報配信に頼ったところで・・・
結果は、案外良くないもの。
お金はかかってしまいますし、
本当にその相場師が、相場の行方を当てられるかの保証はどこにもありません。
しかし、
もし、あなたが相場観をつけたいなら・・・
と・・・
やたらと相場観の話をしてしまいました。
はっきり言って、システムトレーダーのあなたにとって、
これは、完全に意味のない情報でしょう。
そもそも、システムトレードは、
株価に左右されることなく利益を上げていきますので、
相場がどう動こうが全く関係ありません。
そうなると、相場観は全く意味がないものです。
例えば、斉藤正章さん。
斉藤さんは、過去のデータから見た
相場の動向は、ある程度見ていますが、
いわゆる「相場観」というものは持っていません。
ただ、、、
私も含め、斉藤さんも
相場観を養うために一つしていることがあります。
「えっ？システムトレーダーなのに、なぜ？」
と思うかもしれませんよね。
まず、その理由を説明しましょう。
理由を一言でいえば、
「売買ルールのアイデアにする」
これです。
おそらく、先日の連続暴落のときに
あなたも気が付いたと思いますが・・・
ああいった状況のとき、
システムトレーダー以外は、この世の終わりくらいの勢いで
慌てふためいています。
でも、、、
私たちシステムトレーダーと言えば、
逆張りのシグナル数を確認しながら、
「まだ、株価が下がる可能性がある」など、
冷静に相場をみていました。
というように、
私たちは、システムトレードを使って
相場を客観的に見ることができるのです。
だから、ニュースと自分のシグナル状況の
「ギャップ」を見るようにするのです。
例えば、逆張りのシグナルが大量に出た場合であれば、
おそらく、、、
私たちシステムトレーダーにとっては絶好の利益のチャンスですが、
ニュースなどでは、「どうなる日本株？」のようなことが取り上げられているでしょう。
「今日の日経平均株価の終値は・・・マイナス・・・」
などと、暗い表情で司会者が述べ、
そのまま重い雰囲気のままニュースが終わるでしょう。
そんなときは、
私たちシステムトレーダー以外の個人投資家は、
保有している銘柄が暴落に会い、何をして良いか分からず、
大損しているか、投げ売りを考えるかの
瀬戸際というより、もう何も判断できない状況でしょう。
と、このように自分にシグナルが出たときと、
世の中の状況を比較してみるのです。
そうすると、相場の動きに右往左往していない
私たちシステムトレーダーは、
冷静に相場を見ることができます。
そして、チャートというのは、
ある意味、相場に挑む人間心理の動きを表しているので、
だんだんと、世の中の人が、どう動くか見えてくるのです。
そうなると・・・
今度は、チャートリーディングなどをするときや
売買ルールの改良をするときに、
自分たち以外の苦しむ個人投資家たちの心理を逆手にとって、
利益を上げるアイデアが浮かんでくるものです。
だって、そうですよね。
逆張りがまさにそうですが、
あれこそ、他の個人投資家たちの心理を逆手にとって、
「ごめんなさ～い(笑)」と言いながら、
利益を着実に奪い取っていくのですからね、
私たちシステムトレーダーは。
だから、このようなトレーニングをしていると、
「指値を深くしたほうが良いかな」
「もう少し移動平均線との乖離を浅くしたほうが良いみたいだ」
などと、アイデアの引き出しにつながるのです。
同時に、リアリティのある情報からのアイデアですので、
そのアイデアを使うことで、よりレベル高いところに行くことが期待できるのです。
これをひたすら繰り返していくと、
「歴史は繰り返す」ではありませんが、
相場に関わる投資家の人間心理は、なかなか変わるものではありません。
しかも、システムトレーダーは
まだまだ、希少価値の高いトレーダーです。
ということは、
私たちシステムトレーダーは、
まだまだ、他の個人投資家をあざ笑うかのように
相場を傍観しながら、着々と利益を積み上げることができるのです。
そして、同時に
自分のシグナルと世の中を比べれば
相場観も付いてくるのです。
システムトレードに相場観というと
あれ？と思った部分もあるかもしれませんよね。
しかし、このように売買ルールのアイデアの引き出しにつながります。
ですので、あなたも実践してみる価値はあるでしょう。
ぜひ、次のシグナルが出たときから
試してみると、面白いかもしれません。
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西村 剛
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