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From；西村剛
東京の自宅より、、、
「NTT以来の大型上場」
「公募価格を上回りました！」
と・・・昨日はこんなニュースが並びましたね。
そうですね、注目の
「日本郵政、ゆうちょ銀行、かんぽ生命」
がついに上場を果たしました。
私の周囲では、
大きな期待はせず、当れば儲けもの！
くらいの感覚のトレーダーが多かったですが、
その心配はなんのその、
3社とも好調な滑り出しをしました。
ただ・・・
この好調と全く反対に
この上場によって、一つ不安要素も明確になりました。
これは非常に気になるところです。
特に、私たちシステムトレーダーや
その他の個人投資家のあなたにとって、
少々やっかいなことになりそうなのです。
だから、この上場で気持ちが明るくなっても、
一方で、気を引き締めてもらいたい部分があります。
まさか、ここまで「明確」に不安要素が出るは思いませんでした。
これは私たちにとって
利益を左右することなので、注目です。
さて、その明確な不安要素を話す前に、
昨日の上場の様子を確認しておきましょう。
好調な滑り出しを見せた
郵政グループですが、
それぞれの初値を見てみましょう。
初値は、
（6178）日本郵政は、公募価格1400円を16.5％上回る1631円
（7182）ゆうちょ銀行は公募価格1450円を 15.9％上回る1680円
（7181）かんぽ生命は公募価格2200円を33.1％上回る2929円
という結果でした。
これら3銘柄は、昨日（11/4）終値時点で
比較的堅調に株価が推移しています。
この上場は、以前からお伝えしていた通り、
これから年末に向けて投資ムードを大きく左右するものでした。
だから、今回の初値のように、
予想以上に株価が上昇した印象なので、
これは良い方向に傾くでしょう。
今は、IPOに申し込んだ個人投資家の多くが
利益を獲得した状況です。
これは良い材料でしょう。
ですので、、、
ここからは、そのIPOに申込んで利益を上げた
個人投資家が、そこで得た利益を別の銘柄に
振り分けてくることが予想されます。
そうなれば、
これまでボックス圏を抜けなかった株価が
短期的に上昇トレンドに入る可能性が高いでしょう。
ただし・・・
ここからが本当に注目のとこです。
この景気のいい話とは裏腹に、
一つ明確に不安要素が出たのです
それが、、、
「新興市場は要注意」
ということです。
昨日（11/4）の日経平均株価は、1.3％上昇しました。
しかし・・・
東証マザーズ指数は、1.4％下落しています。
つまり、これは個人投資家の短期資金が
新興市場から郵政3銘柄にシフトしていることが推測されます。
もし、これが本当ならば、
新興市場は、しばらく閑散とした状況が続くでしょう。
だから、日頃値動きの荒い
新興市場銘柄を好む私たちは、少々注意が必要なのです。
ただ、そうは言っても、
株式市場全体としては、今回の郵政グループの上場によって、
ムードが一変したのは確かです。
しかしながら、その一変したことで、
市場全体の値動きが荒くなる可能性もあります。
もしそうなれば・・・
私たちシステムトレーダーにとっては、
また一つチャンスが訪れるでしょう。
でも、そのときは絶対に忘れてはいけません。
私たちは「シグナルの奴隷」のごとく
シグナルに忠実に売買していきます。
周囲のムードが変わり
つられてしまうことがあるかもしれませんが、
私たちは私たちの道をしっかりと進みましょう。
そして、
着実に利益を積み上げ、最短ルートで成功をつかみましょう。
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西村 剛
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