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From；西村剛
八丁堀の事務所より、、、
伊勢志摩サミットを前に、
消費税増税の再延長について
非常に騒がしくなってきました。
この記事を執筆している時点では、
「再延期」の話で持ち切りでしたが、
書き終えたころには「再延期なし」という報道がされていました。
投資家も、この報道によって、
ずいぶん右往左往している部分もあるかと思います。
ちなみに、昨日朝の時点では、
「消費税増税の再延期」に関して、少しずつ報道がされていました。
↓
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160518-00000004-fsi-bus_all
（『首相、消費税再増税を延期の方針 景気腰折れ回避へ政策総動員 （SankeiBiz） – Yahoo!ニュース』より引用）
ただ、政府からの明言はありません。
ですが、、、
昨日の株式市場は、
徐々に「消費税増税の再延長」を
織り込んだ展開になってきました。
しかし・・・
夜には、その朝から出ていた報道を打ち消すように、
「延長はなし」の報道がでました。
そう考えると、
今日の株式市場が、どう動くのか見ものです。
では、この「消費税増税の再延期」ですが、
もし「再延長」の場合、
株式市場にはどのような影響を与えるのでしょうか？
ただ、昨日の報道だけ見ても、
どちらに進むのか、全く分かりません。
ですので、今日は仮に「再延長」になった場合の
展開をお話しします。
まず、結論から言いましょう。
結論は・・・
「株価は一時的にしか上がらない」
です。
これはあくあまでも私の見解ですが、
短期的に株価が上昇する可能性は高いでしょう。
しかし、、、
それは一時的なものであって、
継続的な上昇にはならないと考えています。
それはなぜか？
その理由は、明確です。
消費税増税の再延長は、諸外国へ
「日本経済が回復していない」
と示すことになるからです。
増税は、報道のせいもあるのか、
一見、悪のように見えます。
ですが、違う見方をすると、
日本経済の調子が良ければ、問題なく増税できます。
しかし、、、
仮に、増税が難しいと判断するのは、
「経済が良い状況ではない」という理由が一番ですので、
それを諸外国に示すことになってしまうのです。
そうなった場合、一番影響するのが
「外国人投資家」
です。
これまでお伝えしているように、
彼らの動き次第で日本株は大きく変わります。
彼らが、買い越せば日本株は上昇しますし、
売り越せば、下落します。
特に、外国人投資家は、
私たち個人投資家と違って、短期的ではなく、
長期的視点で投資をします。
ですので、このような長期的に経済に影響の出る
増税のような材料で、どちらに転ぶか分からないのです。
ただ、増税が再延長され、
「日本経済が回復していない」と示した場合、
あまり印象は良いものではないでしょう。
それを考慮すると、
短期的には株価は上昇するが、継続は見込めないと考えます。
ただ、そうは言っても、
外国人投資家の判断は、全く分かりません。
あくまでも予測の範囲では
そのような動きが考えられるというだけです。
つまり、、、
「消費税増税の再延長」もしくは、
「再延長なし」になったいずれの場合でも、
外国人投資家が日本株を買い越してくれば、
再び上昇トレンドに入る可能性が高いでしょう。
反対に、売り越せば、
それは再び下落トレンドに入る可能性が高いでしょう。
ですので、、、
この伊勢志摩サミット後の日本株は、
短期的には「消費税増税の再延長の動向」で変わり、
中長期的には「外国人投資家の動向」で変わるということです。
おそらく、多くの個人投資家は、
今「消費税増税がどうなるか」で、
今後の株式市場を見ているでしょう。
ですが、それはあくまでも目先の動きです。
基本的には、システムトレーダーの私たちには関係のない話ですが、
一人の個人投資家してみれば、他の個人投資家たちよりも、
日々熱心に勉強する優秀な個人投資家です。
だから、ぜひ目先のことだけにとらわれる個人投資家ではなく、
多くの個人投資家が見落としている「外国人投資家」の動向を見ながら、
今後の日本株の展開を見ていきましょう。
ただ、もちろん私たちシステムトレーダーは、
こういったニュースで右往左往することはありません。
他の個人投資家が、
消費税増税の話で右往左往しているのを横目に、
私たちはシグナル通りに、いつものようにトレードを続けましょう。
それが、世の中の動きに関係なく
着実に利益を積み上げる、私たちの唯一の方法であり、
私たちの望む成功へに近づく一歩なのですから。
だからこそ、私たちは世の中の動きに関係なく、
私たちの信じる道を進みましょう。
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西村 剛
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