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From；西村剛
八丁堀の事務所より、、、
ここから本格的な上昇相場に転じるには、
いったい、どのような材料が必要だろうか？
実は、最近このようなことを考えています。
もちろん、ここ最近お伝えしているように、
ここから株価は下落相場に突入するだろうと
私は考えています。
しかも、大きく株価が下がるだろうと
考えています。
ただし・・・
これは、私のアナリストとしての習慣なのですが、
必ず、全く反対のことも考えるようにしています。
いつもお伝えしているように、
株価が将来どのように動くかは、
誰にも分かりません。
だから、必ず反対のことも考えるようにしていると、
反対のことを考えると、案外思わぬことが見えたりするものです。
そういったこともあり、
私はそのようなことを習慣づけているのです。
では、、、
ここから日本株が本格的な上昇相場に転じるには、
どのような材料が必要なのでしょうか？
結論を言うと・・・
残念ですが「材料なし」です。
ということは、
上昇相場に転じる可能性は低いということです。
例えば連日騒がしい「消費税増税の延期」ですが、
こちらはすでに株価に織り込まれているので、
仮に発表があっても、上昇相場に転じるほどではないでしょう。
また、一つの材料になりそうだった
「伊勢志摩サミット」も
大きなサプライズがなさそうです。
さらには・・・
時期的に本格化している企業の決算発表も
ほぼ想定の範囲内にとどまっており、
企業業績の大きな好転も見込みにくい状況です。
つまり、どう見ても、
今の日本国内には、株価の上昇要因が見当たらないのです。
では、日本国内は要因がなくても、
海外はどうでしょうか？
日本株が大きく影響を受けるのは、
やはり、米国経済です。
もし、米国経済で良い経済指標が発表され、
米国株が上昇した場合は、
連動して日本株も上昇するかもしれません。
ただ、これはあくまでも連動で、
自力というより他力本願なので、
過度な期待は禁物でしょう。
つまり、今の日本株は
材料が何もないと言ってよいほど、
ほとんどない状況です。
しかも、どちらかと言えば、
「株価が上がる要因は少ないが、
株価が下がる要因は、たくさんある」
という状況です。
そのような理由から、
私はここ最近「本格的下落相場に向けて準備を」という言葉を
頻繁に投げかけているのです。
ただし、、、
もちろん将来の株価だけは誰にも分かりません。
私が考えていることは、
必ずしもそうなるとは限りません。
だから、いつも通り、
必ず両方の状態に合わせた準備は必須でしょう。
特に、今はしばらく様子見ムードが漂っています。
ただ、ここから伊勢志摩サミットを機に
株価に何らかの動きがある可能性もあります。
こういったときだからこそ、
信じられるのは、私たちが努力を重ねて作成した
売買ルールから出るシグナルだけです。
だからこそ、決して目の前のニュースや
私たち以外の個人投資家の動きに惑わされることなく、
しっかりとシグナルだけを見て、トレードを継続しましょう。
それが私たちシステムトレーダーの進むべき道であり、
私たちが望む成功への最短ルートです。
ぜひ、その道をまっすぐに進みましょう。
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西村 剛
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