システムトレードは100%正しい?それとも・・・



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From;西村剛
八丁堀の事務所より、、、

 

「システムトレードは、過去のことを調べて利益の法則
のようなものを見つけるようですが、
過去のことが、未来も繰り返される保障はないですよね?
そうなると、この方法は有効だとは思えないのですが?」

 

これ、ずいぶん前の頃ですので、
もう、3年以上は経過しているかと思います。

まだ、システムトレーダーがもっと少なかった頃に、
ある個人投資家の方から受けた質問です。

この質問は、私にとって非常に印象深いものでした。

だから、記憶に残っているのですが。。。
でも、そうだよな~と思う出来事でした。

 

もちろん、私はこの質問を否定するつもりは
全くありません。

ただ、自分の中ではそれが当たり前になっていたので、
「あっ、そっか。こっちの考え方もあったよな」
と思い出すきっかけになりました。

 

おそらく、あなたも耳にすると思いますが、

「歴史は繰り返す」

という言葉があります。

 

その言葉の通り、
これは「過去に起きたことは、再び繰り返される」
という考えが前提です。

 

ただし、一方でこういう考えもあります。

「過去に起きたことは過去のことだから、
未来に起きるとは限らない」

 

おそらく、この2つの考え方は、
どちらが正しいというのはないのでしょう。

それこそ、弁論術などの方法に
「演繹法」「帰納法」というものがありますが、
この2つのどちらが正しいか議論しても、
なんとも言えません。

きっと、それと同じことでしょう。

 

それで、冒頭のご質問ですが、
正直なところ、この考えが前提の方には、
システムトレードは全く向きません。

そもそも前提条件が違うのですから、
もう、他の選択をしたほうが良いでしょう。

 

だから、私はスタッフからどう回答して良いか尋ねられたとき、

「システムトレードは、過去に起きたことは未来も起きるという考えが
前提のトレード法なので、別の方法のほうが、あなたにあっていると思います。」

と回答するように伝えました。

 

これは、正直言って、
どちらがどうとは言えない話です。

 

何でしょうね?

私は卓球をしていますので、
卓球で言えば、カットマンがいいか?ドライブマンがいいか?
という議論でしょうか・・・

世界トップクラスは分かりませんが、
結局は、自分にあっている方を選択するしかありません。

だから、このような前提を持っている場合は、
無理にシステムトレードを始めなくても良いのです。

 

システムトレードに限らず、
トレードの成功要素には、「継続」があります。

苦痛になってしまっては、継続ができません。
それを考慮すると、システムトレードをやる選択をしないほうが良いのです。

 

ただ・・・

アナリストであり、
もともとファンドマネジャーとして
資産運用をしてきた経験から言わせていただくと、

「株価は歴史は繰り返す」

という前提のほうが自然にも感じます。

 

う~ん、ダラダラした話になってしまいますが、
もちろん、歴史は繰り返すと言っても、100%の保障はありません。

例えば、今年の年初は全く過去に類を見ない状況でした。
だから、この前提は崩れているように見えます。

 

しかし・・・

こういう考えがあります。

「過去の株価のデータ上で上手くいっている手法だから大崩しない」

これです。

 

おそらく、、、

というより実際に聞いた話ですが、
この年初や2月の連続暴落は、裁量トレーダーは、
厳しかったと聞いています。

ある意味、裁量トレードは、
カンや経験は、過去のデータからくるものの、
過去が云々よりも、これからどうなるかを重視したものです。

だから、システムトレードの考え方とは
対極なんですよね。

そして、その対極の考えを持つ
個人投資家たちは、けっこうやられてしまったようなのです。

 

しかし・・・

システムトレーダーは、
大崩はしていませんでした。

システムトレーダーによっては、
暴落で上手くチャンスを掴めなかったものの、
損失は最小で抑えられ、トレードが継続できない
というような損失を受けた人はいませんでした。

 

ですが・・・

裁量トレーダーの中には、
その瀬戸際の人が多かったと聞いています。

ですので、システムトレードは、
100%の保障がないものの、
そういったときでも結果を残していることから、
有効性はあるのではないかと考えます。

というより、私は「株価は歴史は繰り返す」が大前提ですので、
そうあって然りですし、結果からそういえます。

 

決して、私の考えを押し付けるわけではありませんが、
結局のところ、世の中にあるトレード法や投資法は、
「株価は歴史は繰り返す」が大前提だと思います。

 

例えば、チャート分析では、

○ゴールデンクロスが出たら買い
○RSIが30%を下回ったら買い

などがありますが、これも、

「過去のチャートをみると、
このようなタイミングに上がっている場合が多いから利益が上がる」

とうところからきているので、
まさに、「株価は歴史は繰り返す」が前提です。

 

そして、ファンダメンタルズ手法で言われている、

○業績の良い会社を買う
○株価が割安な会社を買う

などがありますが、これも、

そういう会社の株を買うと、過去のケースでは上手く利益が上がっている
という、まさに、「株価は歴史は繰り返す」が前提です。

 

しかも、どちらの方法も繰り返される保障はないです。

 

じゃ~、この2つの方法は「有効ではない」と言い切れるか?

そうとは言えないですよね・・・

というところなのです。

今さらの話ですが、実は最近、冒頭のような質問をいただいたので、
このようなことを思い出しました。

私は、やはり「株価は歴史は繰り返す」の考えですし、
実際それでずっとやってきていますので、
私はそちらの考えを選択して、システムトレードを選択します。

もしかすると、システムトレーダーのあなたは、
こんなこと全く考えもせずに、この方法に取り組んでいるでしょう。

だから、今日の話は蛇足かもしれません。

そのときは、ふ~んという程度で受け止めてくださいね(笑)

でも、これ金融の世界のどこかでは
けっこう議論になるものなんですよ・・・。

まっ、私は利益を上げられれば、どちらでもいいと言えばどちらでもいいですし、
実際、システムトレードが一番自分にあっているので、本当にどちらでもいいのですが・・・(笑)

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西村 剛

Yahoo!ファイナンス 株の達人・証券アナリスト兼ファンドマネジャー・AllAboutガイド。 現在、30名の一流システムトレーダーを育成する特別プログラム講師に従事 (過去にも120名以上が一流システムトレーダーとして成長した実績がある) システムトレードを、全くの初心者でも分かりやすく、やさしい言葉を使うことから、受講生の成長度の高さや信頼を多く集める、教え上手な専門家。

1 個のコメント

  • 当たり前のことですが、100%未来を予測する方法なんかあろうはずがありません。また、過去のことが未来に必ず繰り返されるわけでもありません。ですから、それが出来ないからと言って、「有効ではない。」という考え方は、まさに論理の飛躍であり、科学の何たるかを知らない言説です。
     重要なのは、その予測がどのような検証作業によって行われ、その結論が「妥当である可能性が高いかどうか。」ではないでしょうか。有効性の有無は、その実践(実験)によってしか確かめようがありません。
     ただ、いまのところシステムトレードという過去のデータのシュミレーションから構築した仮説の実践は、非常に有効であるということは、その実践者によって、ある程度実証されているのではないでしょうか。

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