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From；西村剛
東京の自宅より、、、
「たった1回の大負けが・・・」
「あの1回がなければ・・・」
「あの1回がなければ・・・」
「きっと、今頃・・・」
まさに、このような心境を
システムトレーダーで、
今は着実に利益を積み上げているあなたも、
したことがあるかもしれません。
ちなみに、、、
たった1回の大負けで、
「これまで稼いだ利益を吹き飛ばした！」
と「利益を稼ぐ」という言葉を使うのは、
私たちシステムトレーダー以外でしょう。
おそらく、システムトレーダーのあなたであれば、
「これまで積み上げてきた利益」
などの表現で、
一気に稼いだ印象や偶然性の高い印象の残る
言葉を使わないでしょう。
私たちシステムトレーダーは、
大きな勝ちトレードはないかもしれませんが、
日々小さな利益をコツコツ積み上げていきます。
そして、大きな負けもないので、
積み上げた利益を一気に失うこともなく、
損失を減らしながら利益を積み上げるので、
自然と利益が増えていくのが
私たちシステムトレーダーの利益の仕組みです。
一方・・・
私たちシステムトレーダー以外の個人投資家、
つまり、いわゆる裁量トレーダーは、
一気に利益を上げて、一気に利益を失うということをするので、
利益が積み上がっているようで、積み上がらないものです。
だから、結局のところ、
いつ大きな損失を受けるか分からない状況なので、
いくら利益を上げていても不安です。。。
いつ、その利益がなくなり、
一気に損失を抱えて、、、
「あの1回の負けが・・・」
と悔やんでしまうものです。
まさに、これが私たちシステムトレーダーと違って、
利益を上げる仕組みではなく
「損失を抱える仕組み」
です。
さて、その利益を一気に吹き飛ばしてします
「大負けトレード」ですが、
実は、私たちシステムトレーダーにとっても
注意しなければならないとこです。
これは、、、
ある種、システムトレードの良さと難点が
表裏一体に存在する部分なのですが、
システムトレードは、
売買ルールで設定した条件式に合致するものを
機械的に抽出します。
そして、私たちは、
その機会的に抽出されたシグナルを
これまた機械的に売買していきます。
そうです。
実は、ここにある種「大負けトレード」の
落とし穴が存在するのです。
例えば、その典型例が
「逆張り戦略」や「押し目買い戦略」です。
これらの戦略は、
株価が下落している最中に買い付ける戦略です。
ですので・・・
条件式の組み方によっては、
「倒産しそうな銘柄」を掴んでしまうことがあります。
これは、どうしても仕方がない部分でもあります。
でも、、、
だからと言って、そのままトレードして、
みすみす大負けして良いのか？
・・・決してそのようなことはありません。
では、このようなある意味盲点を付かれた
この大負けトレードは、どのように回避すれば良いのでしょうか？
その具体的方法を、
あなたにお伝えしましょう。
その方法とは、、、
「該当するシグナル（銘柄）数が2銘柄以上の場合にトレードする」
です。
シグナル数が1銘柄だけだと、
株式市場全体が上昇トレンドにある中、
たまたま不祥事等、
株価が大きく下落した銘柄が売買シグナルで発生します。
しかし・・・
シグナル数を2銘柄以上とすることで、
少なくとも個別要因で株価が下落した銘柄だけの場合、
シグナルが発生しません。
もちろん株式市場全体が大きく値下がり、
多くの銘柄でシグナルが点灯した場合は、
こういった銘柄も含まれてしまいますが、
1銘柄だけの場合は、シグナルが発生しなくなります。
やはり、1銘柄だけ該当するような場合は、
何らかの特異性や偶然性が考えられます。
ですので、それを2銘柄以上にすることで、
そのような要因を排除することができ、
大負けトレードを回避することができるのです。
ちょっとした方法かもしれませんが、
これは色々な売買ルールに有効な改良方法です。
この改良をすることで、
着実に利益を積み上げることができるシステムトレードで、
大きく負ける機会が減れば、更に利益を積み上げることができるでしょう。
ぜひ、この方法をあなたの売買ルールでも試してみましょう！
きっと、これまで以上に利益を積み上げることができると思いますよ。
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西村 剛
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