日本株、来週にも大幅下落か?



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From;西村剛
八丁堀の事務所より、、、

 

昨日(9/14)の日本株市場は下落しました。

日経平均株価は、
前日比0.6%マイナスの16,614円24銭、

東証マザーズ指数は、
前日比2.6%マイナスの919.20ポイント

でした。

 

依然として、日本株は、
大きく上がるわけでもなく、
また、大きく下がるわけでもなく、
どちらにも動かない状況が続いています。

 

これは、前日の米国ダウ指数が1.4%下落したことや
来週に日米において金融政策のイベントを控えているからでしょう。

それに伴い、様子見姿勢の投資家が
増えているように見え、引けにかけて下落しました。

 

今の日本株は、日経平均株価で見ると、
ここしばらく16,500円~17,000円の
ボックス圏で推移しています。

だから、ある意味この状態に
あなたも慣れてしまっているかもしれません。

システムトレーダーのあなたであれば、
毎日「シグナルなし」という状況が
続いているかもしれません。

 

ただ、これはいつもお伝えしているように、

「今、トレードしても利益が上がりにくい」=「勝ちにくい(損失になる可能性が高い)」

ということですので、
シグナルが出なければ何もしないという
よい練習にはなるかもしれません。

 

しかし・・・

もし、あなたがそのような状況に陥って入れば、
これから話すことを、よくお聞きください。

 

重要な話をします。

 

その重要な話とは、

「来週以降、相場に大きな変化が出るかもしれない」

ということです。

 

なぜなら、徐々に

「為替と株価の連動性が崩れつつあるから」です。

 

8月後半から9月上旬にかけて、
一時的に株価が上昇した要因は「為替」でした。

ここ1ヶ月、株価は為替の動きに
完全に連動していました。

為替が円安になれば株価が上がり、
円高になれば株価が下がる動きをしていました。

 

ですが。。。

その連動性が崩れつつあるのです。

今後、考えられる為替のシナリオとしては、
日米の金融政策の方針が

○米国は利上げ
○日本は更なる金融緩和

なので、シンプルに考えれば円安になる可能性が高いでしょう。

 

ということは、、、

これまでの連動性で株価を考えれば、
円安になれば、輸出関連株が上昇し、
日経平均株価も上昇するでしょう。

 

しかし・・・
来週以降は、それ崩れそうなのです。

米国ダウ指数が、為替よりも、
「米国の利上げ」によって、下落する可能性が高いのです。

ですので、仮に為替が円安基調でも、
米国ダウ指数の下落の影響を受け、
日経平均株価が下落する可能性が高いでしょう。

 

また、もう一つ注意したいのが、
やはり、この「米国の利上げ」です。

これが予想よりも遅れるような事態になれば、
一気に為替は円高傾向になり、
日本株も大幅下落する可能性があるでしょう。

 

加えて、、、
来週には、日米の金融政策に関する会合を控えています。

この結果次第で、為替が大きく動き、
株価も大きく動く可能性があるでしょう。

だから、ここからは十分に
この金融政策関係のことに注目して、
次の展開についていけるように準備をしておくと良いでしょう。

 

しかしながら・・・

これはあくまでも私たちシステムトレーダー以外の
個人投資家に関係することです。

私たちシステムトレーダーは、
シグナルの奴隷のごとくトレードをするだけです。

だから、金融政策が云々は関係ありません。

売買ルールを作成する検証の過程では、
過去のこのような状況をふまえて出た結果ですので、
特段慌てる必要はありません。

いつも通り、シグナルが出たらそのシグナル通りに
買ったり、売ったりするだけです。

 

ただ、ここしばらく、
シグナルなしで、それが普通になっているかもしれないので、
あえてあなたの危機感を煽るような表現をしました。

私たちシステムトレーダーは、いつでもすることは同じです。
そうすることが、私たちの望む成功への最短ルートです。

ぜひ、それにブレることなく、
私たちが信じる道を真っ直ぐ進みましょう。

 

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西村 剛

Yahoo!ファイナンス 株の達人・証券アナリスト兼ファンドマネジャー・AllAboutガイド。 現在、30名の一流システムトレーダーを育成する特別プログラム講師に従事 (過去にも120名以上が一流システムトレーダーとして成長した実績がある) システムトレードを、全くの初心者でも分かりやすく、やさしい言葉を使うことから、受講生の成長度の高さや信頼を多く集める、教え上手な専門家。