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From；西村剛
東京の自宅より、、、
「2017年の株式市場の見通しを教えてください」
考えてみれば、もう今年も残り3ヶ月です。
そろそろ年末に向けての特集の準備なのか、
先日、マネー雑誌の方から、
このようなテーマで取材がありました。
もちろん、そこはシステムトレーダーらしく、
統計分析を使った方法で、
日経平均株価の幅はこれくらいで推移するでしょう。
などと言いたいところですが・・・
ちょっとそのネタをこの取材で話すのは
もったいないので、出し惜しみしました。
ただ、アナリストとして、
どのような見通しを持っているかということは、
しっかりとお話ししました。
まず、これはシステムトレーダーとしての私でも
同じことを言っていますが、
大前提として
「将来の株価は誰にも分からない」
ということを忘れてはいけません。
だから、将来の見通しというのは、
ナンセンスと言えば、ナンセンスな話なのです。
でも、そうは言っても
ある程度の方向感のような予測はほしいものです。
では、私はアナリストとして、
このようなテーマが来た場合、第一に何を考えるかですが・・・
それは、
「今の世界情勢を大きく変えるには何が必要だろうか？」
ということです。
特に、今回のテーマは、
2017年の株式市場という、比較的広義なテーマですからね。
だから、株価の先行きではなく、
世界情勢を大きく変える出来事を考えます。
そこから、私はこのテーマの答えを探していきます。
では、今の世界情勢を大きく変えるようなものは、
一体何かあるか見渡してみると。。。
○トランプ氏が米国大統領になること
○中国経済崩壊
○ドイツ銀行破綻
などが存在します。
また、これらは言わば大きなリスクと考えられます。
そして、どの要素がいつ顕在化しても
おかしくない状況でしょう。
特に、現実味があるものとすれば、
世界の株式市場に打撃を与えそうなのが、
○トランプ氏の米国大統領就任
でしょう。
報道を見る限り、こればかりは
フタを開けてみないと結果が分からないです。
また、これは投票日が決まっていますので、
その日にどうなるかが決まっているようなものです。
ですので、これは現実になれば、
本当に大きく変える出来事になるでしょう。
また、これは可能性は低いとは考えつつも
懸念を忘れてはいけないのが、
○ドイツ銀行破綻
でしょう。
もし、これが起きれば、
世界中の株式市場に大きな影響が出るでしょう。
そして、日本に関しては、
「中国との領土問題」が
国内情勢を変える大きなことになるでしょう。
だから、今の日本は、世界的の情勢を変えるリスクを抱えているだけでなく、
自国の情勢を変えるリスクも抱えているので、
安心は決してできない状況なのです。
ただし、その一方で世界情勢の中で、
明るい兆しもあります。
それは、、、
「米国経済好調」
です。
ですが、これしかないというのも、
何とも難しいところです。
つまり、今の世界情勢は、
プラスに作用する材料よりも、
マイナスに作用する材料が大きすぎる状況です。
言わば、
「ハイリスク・ローリターン」の損をする情勢です。
だから、私はこのような情勢の視点から、
突如として暴落が起きる可能性は高いだろうと考えています。
しかも、大統領選挙は日程が決まっていますが、
他のものは、いつ起きるか全く分からないものです。
それを考慮すると、
今まで日本株がアベノミクス・バブルで
イケイケドンドンだった分、本当に頭を切り替えないけないでしょう。
そうしないと、、、
今まで増やしてきた資産を一気に失うこともあるでしょう。
実際、すでにアベノミクス・バブルで2倍、3倍に増やしてきた
個人投資家が、今年の相場にやられて半減してしまったという人もいます。
もし、あなたも切り替えができなければ、
こういったことが起きることは十分に考えられるでしょう。
ここからはこれまで増やした資産を
いかにして守るかが重要課題です。
あなたの資産を守れるのは、あなたしかいません。
ぜひ、今のうちから暴落などに備えて、
システムトレードのスキルを更にレベルアップしておきましょう。
きっとそれがあなたの資産を守ることになり、
結果的には、他の個人投資家は資産が減少して大変ですが、
私たちは、順調に資産を増やすことにつながるはずですので・・・
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西村 剛
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