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From；西村剛
八丁堀の事務所より、、、
米国大統領選挙が近づいてきました。
そして、ここにきて、
トランプ氏の支持率がヒラリー氏を超えるなど、
最後の最後まで、結果が分からない状況になりました。
昨日の記事『11月8日、英国EU離脱の暴落再来か？』
では、トランプ氏が大統領なった場合のことを考えました。
ただ、昨日のその時点では、
まだヒラリー氏が、わずかながら優勢という状況でした。
それが、急転です。
あのメール問題をFBIが捜査するような報道がありました。
その影響なのか、トランプ氏が支持率を上回る状況になりました。
果たして、どちらの候補者が大統領になるのでしょうか？
こうなると、再び慌ただしくなってくるのが、
株式市場です。
そこで、今日はヒラリー氏が
大統領になったとき、どのような動きがあるのか考えてみましょう。
まず、念頭に置いておきたいのが、
「今の株式市場は、ヒラリー大統領誕生を織り込んだ動き」
ということです。
そのFBIの調査の報道があっても、ない場合でも
それ以前から、これが織り込まれた株式市場であることを
しっかりと考えておかなければならないです。
それまでの世論調査では、
トランプ氏よりもヒラリー 氏の支持率が上回っていたため、
基本的には、ヒラリー氏勝利を予測して株式市場は動いていました。
そこに、今度はトランプ氏が1ポイント上回るなどの報道があったので、
また、どう動くか分かりませんが、
いずれにしても、それが前提だということです。
では、仮にヒラリー氏が勝利した場合、
株式市場は、どのような反応を示すか？ですが・・・
おそらく、その場合は諸々の安堵感から、
短期的に株価は上がるでしょう。
ただ、絶対に注意しなければならないのが、
すでにヒラリー氏の勝利が織り込まれた動きですので、
大幅な上昇は見込みにくいということです。
しかも、すでに織り込まれていることを考えると、
長期的な上昇も見込みにくく、短期的で終わる可能性が高いでしょう。
では、中長期の株式市場はどうか？ですが・・・
FBIの捜査が選挙までにどうなるか、それともこれがメディア戦略か
何かの陰謀なのかは分かりませんが、
この発端のメール流出問題や健康問題など、
不安材料が多いのも事実です。
つまり、それを考慮すると、
ヒラリー氏勝利のお祭りムードが長くは続かないと考えらえるでしょう。
しかも、一部では、政策論争がないことや
嫌われていないほうが勝利するなどと揶揄されていることを考えると、
余計にそう考えてしまいます。
ですので、中長期に関しては楽観視できず、
早ければ、12月に失速というのも十分に考えられるでしょう。
ということで、二人の候補者がそれぞれ勝利した場合の
株式市場の動向を考えてみましたが・・・
どちらが勝利するかによって、
短期的に見れば、全く反対のシナリオが描けます。
ただし、中長期に関しては
両候補とも、先行き不透明なので、想像しにくいというのが妥当でしょう。
しかし・・・
それを考える以前の問題として、
選挙本番の直前になっても、どちらが勝つか全く分からない
ということがあります。
つまり、選挙後、株価がいったいどちらの方向に動くか
全く予測不可能ということです。
ですので、私たち以外の裁量でトレードしている個人投資家は、
この選挙結果が出るまでや、出てからも株価に振り回され、
まさに「株価に支配される」状況に陥るでしょう。
おそらく、触角を奪われたように、
毎日、どちらの方向に進んで良いか全く分からず、
相当の混乱に陥るでしょう。
でも、、、
私たちシステムトレーダーは違います。
どちらの候補者が勝利しようとも、
そのとき出たシグナルに従って、売買するだけです。
そうすることで、彼らのように株価に支配されることはなく、
着実に利益を積み上げることができるでしょう。
私たちシステムトレーダーは、
このように全く予測不可能の状況でも、
慌てることなく、安定して利益を積み上げることができます。
だから、例え周囲が混乱になっていても、
あなたは今までやってきていることを信じて、
これまで通り、シグナルの奴隷のごとく売買を続け、
着実に利益を積み上げていきましょう。
それが、私たちが望む成功をつかむ、
最短ルートなのですから・・・
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西村 剛
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