なぜ、こんなに日本株も強いのか?



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From;西村剛
八丁堀の事務所より、、、

 

昨日(11/22)の日本株市場は、
上昇しました。

日経平均株価は、
前日比0.3%プラスの18,162円94銭、

東証マザーズ指数は、
前日比0.5%プラスの929.41ポイント

でした。

 

昨日早朝の地震の影響で、朝方は為替が円高方向に進み、
日経平均株価も、マイナス圏で推移していましたが・・・

その後、買戻しが先行し、
上昇して終了しました。

これで、日経平均株価は「5日続伸」です。

今の日本株市場は、これまでの軟調がウソのように
「強い」と言える状況です。

多少の悪材料でも、跳ね返すだけの力がみなぎってきました。

でも、なぜ、ここまで日本株が強いのでしょうか?

 

これは、トランプ氏の勝利による「ドル高」が大きな要因です。

まさに今、トランプ・ショックから一転・・・
「トランプノミクス」状態でしょう。

では、なぜここまでトランプ氏への
期待が高まっているのでしょうか?

 

それは、彼の政策のシンプルさにあるのでしょう。

「アメリカ第一」

を掲げ、「アメリカにとって、もっと良い政策を実行する」と言っています。

この考えが、多くの投資家を魅了しているのでしょう。

 

そして、、、

この影響で、米ドルが強くなると為替では予測され、
それが今のドル高円安につながっているのでしょう。

おそらく、このドル高円安のトレンドはしばらく続くのではないでしょうか。

そうなると、日本株市場にとっても追い風です。
輸出関連株を中心に上昇が見込めますので、
良い傾向でしょう。

 

このような背景をふまえると、
少なくとも1月までは、このまま緩やかに上昇すると考えても良いでしょう。

ちなみに、もう少し想像しやすくすると、
日本株で言えば、アベノミクスが始まった2013年12月から
年明け1月の上昇のような展開だと思われます。

 

以前、斉藤正章さんが、

「上昇する場合は、皆さんの想像以上に株価が上がる可能性が高い」

というお話をしていましたが、
そのような展開が徐々に見えてきました。

日本での報道の偏りが、もしくは米国での報道の偏りが
ここ最近話題になっていましたが、

トランプ次期大統領誕生を考えていなかった人たちがほとんどなだけに、
その反動が良い方向に大きく動いているのかもしれません。

 

ただ、必ず私たちシステムトレーダーが
忘れてはいけないのは、日経平均株価と勝負しているわけでないということです。

上昇ムードがさらに高まると、
周囲の個人投資家の雰囲気が変わってくると思います。

そうなると、私たちシステムトレーダーが
必ずと言ってよいほど比較されるのが、
日経平均株価の上昇率と、私たちシステムトレーダーの利益です。

これから上昇が大きくなるのと、
周囲は、上昇率よりも利益のほうが低いと指摘してくるかもしれません。

 

しかし、私たちは日経平均株価と勝負しているわけではありません。

日経平均株価が上がっても、下がっても
安定して利益を上げ続けるのが、
私たちシステムトレーダーの真骨頂でしょう。

だから、今のところ、
1月のトランプ大統領就任までは、株価が大きく下がるようなリスクは、
少ないと思われますが、常に、準備を怠らないようにしましょう。

 

そうは言いつつも、
一人の個人投資家として、年末年始の株式市場に期待してもいます(笑)

しかし、軸足は、しっかりとシステムトレーダーにおき、
期待をしているだけで、現実は着実に準備を進めていこうと思います。

ぜひ、あなたも、ここから周囲がざわついてきても、
それに惑わされることなく、軸足はしっかりとシステムトレードにおき、
システムトレーダーとしてやるべきことを着実にやっていきましょう。

そのような努力が、ほぼ間違いなく報われるのがシステムトレードです。

そして、その努力を続ける限り、
私たちシステムトレーダーは、
望む成功を最短ルートで手に入れられるでしょう。

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西村 剛

Yahoo!ファイナンス 株の達人・証券アナリスト兼ファンドマネジャー・AllAboutガイド。 現在、30名の一流システムトレーダーを育成する特別プログラム講師に従事 (過去にも120名以上が一流システムトレーダーとして成長した実績がある) システムトレードを、全くの初心者でも分かりやすく、やさしい言葉を使うことから、受講生の成長度の高さや信頼を多く集める、教え上手な専門家。