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From；西村剛
八丁堀の事務所より、、、
今年も残すところあと1ヶ月です。
年初から波乱ばかりの展開であった、
今年も、もう少しで終了です。
年初から何度も暴落が続き、
加えて、英国EU離脱ショックやトランプショックなど、
そういった全く予想しない暴落もありました。
しかし、トランプショックは、たった1日の出来事で、
今は、トランプノミクスとも言える状況に突入しています。
私は、長期では下落トレンドに突入する可能性が高いと
昨年の後半からお伝えしていましたが、
日本では、誰もが予測していなかったあの米国大統領選挙後、
そのトレンドは変わり、上昇トレンドに突入しました。
さて、この波乱ばかりの展開が続く、
今年2016年ですが、来年2017年は、
いったいどのような相場が考えられるのでしょうか？
まず、念頭に置いているのは、
「米国株が強い」ということです。
今の米国株は、過去最高値の更新を繰り返しています。
また、そのような中、需給環境も良好です。
この状況をふまえると、
米国株に関しては、2017年も同様の展開が続くでしょう。
そして、日本株もその好調な米国株に引っ張られ
ある程度、底堅い展開になるのではないかと考えています。
特に、4月までは、
例年株価が上がりやすい傾向があります。
それを考慮すると、来年の日本株は、
4月までに、去年の高値21,000円を超えてくるかがポイントでしょう。
もし、超えてくるようであれば、
その勢いは増し、日経平均株価が2017年末に「25,000円」程度まで
上昇してもおかしくないでしょう。
もしくは、超えない場合でも、
18,000円前後を底値とした底堅い展開になるでしょう。
では、そのような相場の中、
私たちシステムトレーダーは、どのように過ごしていけば良いのでしょうか？
もちろん、やることはいつもと変わりません。
シグナルの奴隷のごとく
シグナルに忠実にトレードしていくだけです。
ただ、この相場展開を考えると、
これまで下落トレンド向けに、戦略を磨いてきたと思いますが、
ここからは上昇トレンド向けの戦略に注力したほうが良いでしょう。
つまり、「順張り戦略」や「押し目買い戦略」です。
来年の展開は、2014年のような上昇トレンドが予測されます。
アベノミクス・バブルとも言える
あの上昇トレンドです。
そうなると、その頃から直近で利益を上げた戦略が
再び2017年も有効に機能するのではないかと考えます。
ただし、ある意味、この期間は、
私たちシステムトレーダーにとって弱点の期間でもありました。
なぜなら・・・
上昇トレンドでは、裁量でトレードしている人と比較して、
私たちシステムトレーダーのほうが、利益を上げにくいからです。
とは言っても・・・
あくまでも、それは本当に上手くいった人との比較ですので、
一概に言い切れませんが。。。
ただ、このような突然変異のような上昇トレンドは、
利益は上がっているのですが、「もっとこうしたい！」と
高い目標ができるものです。
そうなると、その目標と現実を比べ、
物足りないとなってしまうでしょう。
ちなみに、これはシステムトレード上級者でも、
初級者でも同じような状況でした。
ですので、特に上級者の中では、
「アベノミクス以来の直近の成績を改善したい」
という要望が非常に多いです。
それを考慮すると、ここからの相場展開では、
売買ルールの検証で、この「アベノミクス以来の直近の成績の改善」が
重要になってくるでしょう。
しかも、このポイントは、
「カーブフィッティングをしない方法を使って」というところです。
あまりに、直近の成績を改善しようとすると、
それはカーブフィッティングになる可能性が高まります。
しかし、正しい改良方法をすれば、
それは、カーブフィッティングをせずに成績を改善することができます。
だから、もしかすると、
このあたりが、来年2017年の利益の分かれ目になるかもしれません。
ぜひ、このような部分にも注目して、
戦略を準備してはいかがでしょうか。
あっ、ちなみに・・・ですが、
この「アベノミクス以来の直近の成績の改善」については、
今度の日曜日（12/4）に開催する、
年末特別システムトレーダーズ・ミーティングで
斉藤正章さんが、お話ししてくれます。
ですので、参加するあなたは、この内容は、注目ですよ。
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西村 剛
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