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From；西村剛
八丁堀の事務所より、、、
「日本株、年内で上昇トレンド終了か？」
などと言うと、日々熱心に勉強しているあなたは、
私の言葉に疑問を思うかもしれません。
たしかに、そうですね。
私の先日の話とは全く違うことを言っているとしか思えません。
でも、決してそのような話をしたくて、
このようなことをいきなり言っているのではありません。
だから、最後までじっくり私の話を聞いてください。
あのトランプ・ショックとも言われる急落から一転、
それを機に誰も予想しなかった上昇トレンドに突入しました。
そして、その勢いはとどまることを知らず、
まだまだ、この好調さは続きそうです。
だから、先日この記事の中で、
来年は、2014年のような強い上昇トレンドに突入する可能性が高いとお話ししました。
もちろん、この見解に変わりはありません。
ただ、私は今日あなたに、
1つの「指標」をお伝えしたいのです。
そこで、その指標をお伝えするにあたり、
昨日（12/7）の日本株市場を振り返りると・・・
日経平均株価は、
前日比0.7％プラスの18,496円69銭でした。
いよいよ、昨年末の終値19,033円71銭まで、
あと538円まで近づいてきました。
また、2016年の始値18,818円58銭まで
あと322円までに迫っています。
つまり、、、
今年は異例続きの株式市場でしたが、
年初からの暴落で2月に15,000円割れまで下落した日経平均株価も、
あと322円上昇すれば、年足のローソク足で陽線のところまできました。
もし、日経平均株価が年足で、
陽線を付ければ、2012年から「5年連続で陽線」です。
きっと、日々熱心に勉強しているあなたであれば、
この言葉でピンときたでしょう。
そう、その通りです。
ここからの株式市場は、
「日経平均株価が、年足で陽線になるか？陰線になるか？」
が非常に重要だと考えられます。
もし、年足のローソク足が「陽線」になれば、
これまで長期のトレンドが下落トレンドに突入する可能性が高いという話を覆し、
2012年からの上昇トレンドが継続していると考えて良いでしょう。
だから、そうなれば先日の私の話の通り、
来年2017年は、期待して良いでしょう。
しかし・・・
仮に、これが「陰線」になるようであれば、
2012年からの長期で見た上昇トレンドが終了したと考えらえます。
では、今年の日経平均株価が、どちらになるかの指標ですが、
それは、
「日経平均株価 18,818円58銭」
です。
これを超えれば、株価が一気に動き出す可能性が高いでしょう。
そういった意味で、ここを超えるか超えないかで、
長期で見た場合の上昇トレンドが終わるか、継続するかが決まるでしょう。
だから、この「日経平均株価 18,818円58銭」は非常に重要な分岐点なのです。
ちなみに、蛇足かもしれませんが、
せっかくローソク足の話が出たので、システムトレーダーのあなたにお伝えしておくと、
このローソク足が、陽線か陰線かは
「トレンド判定」に使うことができます。
なぜ、トレンド判定に活用できるかは、
先ほどの話でお分かりでしょう。
だから、このローソク足を、
押し目買い戦略や逆張り戦略の中に
「○日前のローソク足が陽線」
「○日前のローソク足が○％以上の陽線」
と入れることで、成績の改善が見込めるでしょう。
短期のトレンド判定として、
このローソク足は、よく活用されると思います。
ですが、今回の話が良い例で、
「長期のトレンド」や「超長期のトレンド」判定するする場合も、
重宝できますし、重要であると、私は考えています。
もしかすると、このローソク足は案外見落としな部分かもしれません。
来年の動向を知ることを目的に、
こうやって使うのも良いですが、
売買ルールの条件式に組み込んでも可能性があるものです。
ぜひ、このローソク足も、あなたの売買ルールに活用してみましょう。
また、新しい発見があるかもしれませんよ。
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西村 剛
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