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From；西村剛
東京の自宅より、、、
「1つではなく、2つ以上の戦略を動かす」
これは、私たちシステムトレーダーにとっては、
もう常識とも言えるものでしょう。
一方・・・私たち以外の個人投資家にとっては、
これは非常識と言いますか、そこまで考えられないものです。
だから、私たち以外の個人投資家が語る場に行くと、
彼らにとっては考えもしないものでも、
私たちにとっては、常識というものがいくつも出てきます。
さすがに、私ももう何年も公で、
「投資戦略は、2つ以上持ったほうが良い」
と伝えているので、
そこまでではないかな～と思っていましたが、
やはり、そこまで…という感じです。
だから、例えば、
「逆張り戦略は、暴落相場はいいけど、上昇相場はダメだ。だから使えない。。。」
「順張り戦略は、上昇相場はいいけど、下落相場はダメだ。だから使えない。。。」
などと、その戦略の弱点にフォーカスして、
あれはどうだ、これはどうだと話し合っています。
つまり、変幻自在に全ての相場に対応できる「最強の戦略」を常に探しているのです。
ですが、私たちシステムトレーダーからすれば、
これは到底あり得ない会話ですよね。
複数の投資戦略を使って、
それで成績を安定させるのが常識ですから、
このような考えはないでしょう。
ですので、例えば私の新著『株3年生の教科書』では、
いくつかの投資戦略が書かれています。
相場の状況に合わせて、
このような戦略を使っていくと良いという
基本的な戦略が書かれています。
ただ、私たちにとって、
一つ問題なのが、どういった視点で
自分の得意な戦略、不得意な戦略を把握していくかです。
例えば、もしあなたが今一つ目の戦略を作成しているなら、
やはりあなたが一番得意になるであろう、
「自分に合った売買ルール」を作成するのが良いでしょう。
もしくは、あなたがすでに複数の戦略を運用しているなら、
メインに考える戦略は、「自分に合った投資戦略」で考えるのが良いでしょう。
では、この「自分に合った投資戦略 」とは、
どのようにしたら見つかるのでしょうか？
その答えは、案外単純です。
もちろん、運用しながら直感的に
見つけてしまうのも良いでしょう。
ただ、イマイチ直感的に見つけられないということもあるでしょう。
その場合は、あなたが一番心地よく感じる
売買ルールの条件を書いてみてください。
例えば、、、
○合計損益が高い
○ドローダウンが小さい
○平均損益が高い
○毎日トレードできる
○1回のトレードで大きな利益を上げられる
○できるだけ損失を抑える
などなど・・・
今は、ザッと並べてしまっているので、
中身はあまり気にせず考えていただきたいのですが、
このように、思いつくものを書いてみましょう。
そして、そこから現実的に考えて、
重視するものを2つ選んでください。
ちなみに、現実的というのは、
原理原則に沿って、ハイリターンにはハイリスクであり、
ローリスクにはローリターンのようなことです。
現実離れしないことを前提に、
2つの選択してみましょう。
例えば、「ドローダウンが小さい」「損失を抑える」という2つを選んだとしましょう。
その場合、あなたに合った投資戦略は、
「ローリスク・ローリターン型」のものです。
リターンよりもリスク回避の傾向があると思われます。
ですので、ローリスク・ローリターン型の戦略を選び、
それを、さらにローリスクに改良するなどしたら良いでしょう。
反対に、「合計損益が高い」「1回のトレードで大きな利益を上げられる 」などを選んだとしましょう。
その場合、あなたに合った投資戦略は、
「ハイリスク・ハイリターン型」のものです。
リスクを取ってでも、大きなリターンを求める傾向があると思われます。
ですおんで、ハイリスク・ハイリターン型の戦略を選び、
リスクとのバランスを見ながら、さらにリターンの大きくなるように
改良するなどしたら良いでしょう。
もしくは、ドローダウンを抑えたり、連敗回数を抑えることで、
利益を拡大するのも良いかもしれません。
というように、
自分に合った投資戦略は、自分が重視するものから、
シンプルに選択すると良いでしょう。
できしまう人は、もう直感的にできていると思いますが、
もし、それが難しい場合は、こんな作業をしてみましょう。
単純ですが、非常に役立つものです。
そして、案外そこから、自分が今まで気が付かなかったことが出てくるかもしれません。
だから、ぜひ一度試してみましょう。
そうそう、一つ言い忘れました・・・
私の新著『株3年生の教科書』ですが、
八重洲ブックセンターの週刊ランキングで1位になりました。
なかなか、こういった機会には恵まれないので、
大変光栄に思います。
これもひとえに、いつも応援しいただいている皆さまのおかげです。
本当に、ありがとうございます^^
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西村 剛
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