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From;西村剛
八丁堀の事務所より、、、

 

「究極の売買ルールとは、どのようなものなのでしょうか?」

先日、個別コンサルティングをしているとき、
このようなご質問をいただきました。

実は、私はその場で回答することができずに、
少し考える時間をもらいました。

もちろん、単純に考えれば、
このような売買ルールというのはあるのですが、
それが本当に究極の売買ルールかと聞かれると、少々違います。

なぜなら、それは非現実的な売買ルールだからです。

 

どのように非現実的かと言うと、
例えば、シグナルが絶え間なく出て、
連戦連勝の売買ルールです。

連戦連勝は、工夫次第でどうにかなるかもしれません。

しかし。。。
どうしても発注システムの都合で
どうにもならない部分もあります。

詳細は、割愛しますが、
結論を言えば、非現実的に考えた究極の売買ルールは、
発注スピードが左右する部分も出てきてしまいます。

ただ、そうは言っても
あまりに現実的なものに収めてしまうと、
それはそれで可能性を潰してしまうものになってしまいます。

だから、実現可能だろうけど、
100%の力を超えないと、なかなか実現できないという
程よいラインを探しました。

 

そこで、考えたのが、
まだ、条件の一つになってしまいますが、

「偏りがない売買ルール」

です。

 

言い換えれば、やはり
「安定感のある売買ルール」です。

資産曲線のどこを見ても、
マイナスの年がない状態です。

それが一つの究極の条件でしょう。

 

もう少し具体的にお話ししましょう。

例えば、複数の売買ルールをマルチストラテジーで運用した場合、
どれか特定の売買ルールだけが、稼ぎ頭として、
合計損益を上げていたとします。

極端に言えば、

◯売買ルールA:80%の利益
◯売買ルールB:10%の利益
◯売買ルールC:10%の利益

という具合に、売買ルールAが、全体の利益の80%を
生み出しているとしましょう。

これは、あなたにとって、
究極の売買ルールと言えるでしょうか?

おそらく、難しいですよね。

なぜなら、売買ルールAが機能しなくなった途端、
あなたは、これまでの20%分の利益しか上げられなくなってしまいます。

 

一方、このような配分であればどうでしょうか?

◯売買ルールA:33%の利益
◯売買ルールB:33%の利益
◯売買ルールC:33%の利益

これであれば、どれか一つの売買ルールが機能しなくなっても、
大崩することはないでしょう。

というように、
野球で言えば、4番打者だけが点を取れる状態ではなく、
どの打順からも点を取れるようにするのが理想でしょう。

売買ルールもこれと同じです。

偏りがなければ、
より安定して運用することができます。

 

また、別の視点で偏りを見ると、
上昇相場だけに強い、下落相場だけに強い
というのも偏りになってしまいます。

その偏りがなければ、それも安定につながります。

だから、「偏りがない売買ルール」が
究極の売買ルールの一つの要素になると考えるのです。

きっと、この話は聞いているだけでは、
そのままのことを言っているように聞こえたり、
当たり前のことに聞こえるかもしれません。

しかし、例えば、この2つの偏りを同時になくすのは、
かなりの至難の業です。

きっと、どちらかの偏りがなくなると、
もう一方の偏りが出るなど、
トレードオフの関係が永遠に続き非常に大変でしょう。

 

ですが・・・
この部分は、斉藤正章さんからすれば当然のことで、
現実でやり遂げています。

もちろん、斉藤さんからすれば、
「まだまだ・・・」と言うかもしれませんが、
私たちからすれば、「なぜ、できるのか?」と不思議になる領域です。

ですので、この話は言葉通りとは全く違う難しさがあります。

しかし、難しくても達成している人もいます。

だから、私たちは日々努力を重ね、
更に上を目指し続けないといけないのでしょう。

ぜひ、この「偏りをなくす」ことに
あなたも挑戦してみてくださいね。

けっこう大変です・・・

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西村 剛

Yahoo!ファイナンス 株の達人・証券アナリスト兼ファンドマネジャー・AllAboutガイド。 現在、30名の一流システムトレーダーを育成する特別プログラム講師に従事 (過去にも120名以上が一流システムトレーダーとして成長した実績がある) システムトレードを、全くの初心者でも分かりやすく、やさしい言葉を使うことから、受講生の成長度の高さや信頼を多く集める、教え上手な専門家。